ぐるぐる回るにちじょう
に人は馴れてしまったのか
それとも諦めてしまったのか
僕は諦めてないよ
隣にいた
黒縁メガネがよく似合う男の子が言った
あたしだって諦めてないわ
つられてあたしも言う
あたしはパステルグリーンの髪をした女の子がドアのない透明のビルに住んでいる街から来たのだけれど君はどこから来たの
とあたしは聞く
僕は広告で埋め尽くされた壁が並ぶ
人が死んだように歩く
晴天がよく似合う街から来たんだ
みんなの憧れの街さ
と男の子は言う
なんて素敵な街から来たのだろう
あたしは君の街に生きれるだろうか
と聞く
周りを見てごらん
君の周りにいる人 は みんな死んだように歩いているし
君の目の前の高層ビルには宇多田ヒカルの広告がありそのとなりのビルには木村カエラが歌っている
そして今日は晴天
君は今どこに生きている?
今日は曇りだと思っていたのだけど
とあたしは言う
君は自分の世界を作り過ぎた
そして自分の世界に生き過ぎた
あたしの上には雲一つない空が広がる
うつくしい
困ったときには