西アフリカのコートジボアール、ガーナ、ナイジェリアなどにあるカカオ農場では、幼い子供たちが奴隷として過酷な労働を強いられています。
早朝から夜まで、カカオの実を取ったり、実を切り開いて中身を取り出すといった作業をしています。
約12時間の労働に、食事は成長期の子供には明らかに栄養不足な粗食が2度あればいいほう。
子供だろうが、しっかり働かないと殴られます。
収穫途中、カカオの木から落ちて死亡する子供もいます。
わずかでも、給料が出ればまだよいほうで、中には全くの無給で労働をさせる農園もあります。
ですが、また、農園も貧しいのです。
なぜでしょう?
それは、チョコレートを好んでいる先進国の人が大勢いるからです。
コーヒー・チョコレート・綿花・・・。
すべての買い取り価格が、大変低い金額で世界を流通しています。
森林は大きく伐採され、カカオ農園などに広く生まれ変わりますが、そのぶん労働力は今まで以上に必要とされ、いくら働いても、農園主自体がいつまでも儲からないのです。
結果、10歳にも満たない子供から大人にいたるまで、限りなく過酷な労働をしなければならなくなるのです。
そんな子供たちは、カカオの実が一体何になるのか知りません。
「チョコレートってなぁに?」
学校へ行きたい。
お母さんに会いたい。
ゆっくり休みたい。
いっぱい遊びたい。
そんな子供たちと同年代の日本の子供たちはどうでしょう?
いつでも好きなときに、好きなだけチョコレートを口にできます。
フェアトレードのカカオは、木と木の間に他の植物が育っているので、病気が広がることもありません。
虫や動物などの生物の多様性が守られているので、害虫ばかりが大発生することもありません。
危険な農薬を使う必要もありません。
農薬や化学肥料を使わずに伝統的な自然農法で作られたカカオは、オーガニックまたはそれに準ずるものとして、他のカカオより高い価格で売ることができるので、農民はより高い収入を得ることができます。
また、自然農法でなくとも、闇のルートではなく正規のルートで売買されたカカオは、正規の値段で取引され農園は潤っていきます。
そうすれば、子供が奴隷のように働かされる事はなくなるのです。
みなさんも、そんな流通を経たフェアトレード・チョコレート(コーヒーも)を選んでみませんか?
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