3/29(土)より、渋谷Q-AXシネマにてレイトショー他、全国順次公開
JR渋谷駅ハチ公口より徒歩約8分
東急本店前渋谷シティホテル手前左折すぐ右手
住所 : 150-0044
東京都渋谷区円山町1-5 Q-AXビル
TEL : 03-3464-6277
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それは一本のオーディションテープから始まった。
優亜(長谷部優)が密かに憧れていた歌手。母の反対を振り切り東京のオーディション会場に来てみれば、そこには優亜と同じ夢みる少女達。焦る優亜の前でナオミ(長澤奈央)は自分を認めない審査員を罵倒する「こんなのインチキだろ!?」
「合格」を受け喜びはしゃぐ優亜。が、夢の第一歩だった事務所はもぬけのカラ。本当にオーディションはインチキであった。
見知らぬ都会で行き場を無くした優亜は偶然ナオミに助けられる。「あたし達の場所に来るか?」
そこは埠頭の古い倉庫を改造した場所「Girl's BOX」。
ショーフロアに小さなステージ、男客を誘惑する様にカクテルを作る未来(斉藤未知)。ロリファッションでホールを回る愛(嘉陽愛子)。ナオミ達はこの「Girl's BOX」で暮らし働いていた。
「また拾って来たの?何ができるの?」アルコールを手放せない女店長、恵(秋本奈緒美)は言う。「行く所が無いならここに居ればいい」
とまどいながらも優亜の「Girl's BOX」での暮らしが始まった。そんな中
一人皆とはぐれ作曲し続ける奈々(星井七瀬)の歌を優亜は街で聞く事になる。
様々な個性で輝く為に懸命に暮らす少女達にはそれぞれ行き場を無くした過去があった。元々歌手であった店長の恵が自分の為にと始めたライブスポット「Girl's BOX」。『ガベージボックス』(ゴミ箱)とうわさされても、客に酷い罵声を浴びせられても、明るく強く、歌で踊りで店を美しく演出して行く。
男に媚びすぎずに女として生きて行く「Girl's BOX」の仲間達。古い倉庫は輝きがあふれていた。
その時、店長の恵がアルコールのせいで倒れてしまう。支えを見失い戸惑うGirl'sに奈々が言い放つ「結局、仲良しだけじゃ生きて行けないのよ」Girl's BOXを出ていく奈々を、誰も止める事ができなかった。
追い打ちをかけるように「Girl's BOX」に現れた恵の離れていた夫、相馬(小木茂光)。「負債をかかえるGirl's BOXを閉鎖しよう」共同オーナーの相馬が続ける「最低売り上げを150%にしないと…。」それを遮るようにナオミが言う「いや、200%だ。それなら文句ないだろ?」
自分達の居場所を守る為、「Girl's BOX」は少女達の手によって動き出した!
輝きを取り戻して行く「Girl's BOX」の中で優亜は思っていた、「自分が本当に出来る事はなんなのか?」
ある日客同士のトラブルが元で、せっかく上手く行きかけた店内で大乱闘が起きる。客を静止しようとステージに昇った優亜がマイクを握りしめて、選んだ行動は「歌」を歌う事だった…
困ったときには