岩瀬忠震・・・まず、名前が読めませんよね。
「いわせただなり」って読みます。
えっ?「どういう人か」って?
この人は江戸時代の終わり頃、幕末に生きていた人なんですよ。
幕臣といって江戸幕府のなかで働いていた人です。
幕末といえば・・・
黒船の来襲ですね。
ここから、幕末のすべてが始まったんです。
岩瀬忠震の活躍もここから始まりました。
岩瀬忠震のしたこと・・・
今で言う「外交官」でした。
鎖国から開国へ導いた外交官です。
国中が「攘夷、攘夷」と騒いでいたときに、
当時の世界状況を的確に把握し、
日本の将来のために日本を開国に導きました。
江戸時代は何もなかった港を貿易港として開港しました。
それが今の横浜です。横浜開港の父と言われています。
岩瀬忠震のやったことは、その死後、勝海舟たちに引き継がれていきました。
岩瀬忠震の魅力・・・
当時の日本人の中で世界状況を最も理解していた人物です。
絵がうまい!(なんと言っても渡辺崋山の弟子の椿椿山の弟子だったと言われているほどです。)
書がうまい!
漢詩がうまい!
アメリカの外交官ハリスは
「当時井上、岩瀬の諸全権は綿密に逐条の是非を論究して余を閉口せしめることありき。(中略)懸かる全権を得たりしは日本の幸福なりき。彼の全権等は日本の為に偉功ある人々なりき」と語った。
岩瀬忠震に関わった人たち
井上清直・水野忠徳・永井尚志・堀利熙・川路聖謨・阿部正弘・堀田正睦・木村喜毅・勝海舟・橋本左内・徳川慶喜・大槻盤渓・浅野梅堂・椿椿山
困ったときには