近世ヨーロッパのグリモワールではフランス語形ベルゼビュート (Belzébuth)の名でも現れる。
彼は大悪魔で魔神の君主、或いは魔界の王子とされるようになった。
地獄においてサタンに次いで罪深く、強大なもの。権力と邪悪さでサタンに次ぐと言われ、実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王である。
ベルゼブブは神託をもたらす悪魔と言われ、また、作物を荒らすハエの害から人間を救う力も持っている。
この悪魔を怒らせると炎を吐き、狼のように吼えるとされる。
かつて、天界では最高位の熾天使で、天界の戦争においては、ルシファーの右腕として戦ったという説話が創られた。
また、蝿騎士団という騎士団をつくっており、そこにはアスタロトなど悪魔の名士が参加しているとされる。
パランジェーヌの「ゾディアコ・ヴィテ」によると巨大で、王座もそれなりに巨大、炎の帯を額に巻き頭には大きな角が二本ある。足はアヒル、尻尾は獅子、全身が真っ黒であったとされる。顔は眉毛はつりあがり、めをぎらつかせていたとあった。 また、ジル・ド・レイは、ベルゼブブが豹の姿に変わるのを見たという。
そんなベルゼブブにロマンを感じる人々のコミュ。