★メディカル道場とは?
例えば空手道場では、白帯の初心者から黒帯の有段者まで、各人のレベルに合わせたクラスで、師範の指導の下で、空手を修練していきます。このメディカル道場は、空手道場と同じように、臨床医学を基礎から段階的に修練しいていく場所なのです。空手道場に師範がいるようにこのメディカル道場にも師範が必要なので、私がその師範を務めさせていただくことになります。これは何も私が臨床医学の達人ということではなく、単にこの道場を始めた道場主にすぎないということなのです。私は、実生活ではテコンドー黒帯2段ですが、この道場では4段を名乗らせていただきます。黒帯4段になって初めて師範の資格が取れるからです。最も、これはあくまで「自称」で、だれからも認定されたわけではありません。従がって、この道場は、私の流派であるKimdon流の臨床医学を修練することになります。ただし、この道場は世界で唯一、臨床医学を修練する道場なのです。この道場では、白帯10級から黒帯2段までを指導する、初心者から中級者が対象の道場で、より専門的な臨床医学を対象とする、専門道場ではありません。
★メディカル道場での段、級のレベル設定
さて、メディカル道場では10級から初めて、レベルが上がるに従がって9級、8級と級が下がっていきます。そして、初段になって初めて黒帯になります。黒帯になると今度はレベルが上がっていくに従がって2段3段と位も上がっていきます。このメディカル道場では、以下のようなレベル分けになっています。
10級、9級−−−医学医療に関する知識がほとんどない人=入門レベル
8級、7級 −−−少しだけ臨床医学の知識がある程度。医学部で言え
ば、医進過程に相当。(通年性の1,2年に相当)
6級、5級 −−− 医学専門課程の1,2年レベル(通年性の3,4年生)
4級、3級 ーーー 医学部専門課程の3,4年レベル(通年性の5,6年生)
2級、1級 −−− 医師国家試験合格レベル
初段(黒帯)−−− 前期研修医(ジュニアレジデント)レベル
2段 −−− 後期研修医(シニアレジデント)レベル
★参加資格
医学生、研修医を主な対象にしていますが、他の医療関係者、あるいは医療に関心のある人はどなたでも参加できます。参加希望者は、一応自分のレベルの申請をしてください。例えば、医学部専門課程2年生、通年性であれば4年生、看護師、医療に関心のある非医療関係者といった具合です。
★修練のしかた
この道場での修練の仕方は、師範が問題や症例を提示します。それに答えていただければいいのです。自分の知識だけで答えていただいてもいいし、医学書やネットで調べてもらってもかまいません。医学・医療の知識をつけるのが目的ですからあまい堅いことは言いません。ただし、問題はすべて英語で提示します。これは私がアメリカ医療を中心に修練をしたことに関係があります。できればアメリカ卒後研修教育の真髄に迫りたいという期待もあるのです。問題はすべて英語ですが、私はネーティブスピーカーではないので、英語の文法などの間違いはあると思いますが、それは大目に見てください。皆さんの回答は日本語でかまいません。(10級9級の入門編の問題は、日本語とします)問題、症例の回答は、少し時間をおいて日本語で提示します。忙しいと1ヶ月以上かかることがあるかもしれません。
提示された症例や問題に対して、解答と答え合わせをするのが当道場の目的ではありません。問題に対して、「考える」というプロセスを重視していただきたいのです。何故そうなるのだろうか、という考える姿勢を養うのが、当道場の目的です。空手道場で技だけではなく、「心」を重視するのと同じように、メディカル道場では、「考える」ということを重視します。この道場では、間違いを恐れないでください。医療現場で間違いを起こすわけではないですから、この道場はあくまでも「何故そうなるのか。」を修練する場なのです。また、解答は一つではないかもしれません。Discussion していく過程で、いく通りかの解答がでてくるかもしれないのです。入門編の問題だから、必ずしも簡単だとは限りません。逆に考えないといけないことが多くあり難しい可能性もあるかもしれないからです。
★注意事項
この道場での症例の診断・治療などの解説はすべてアメリカ医学・医療のスタンダードな考え方を基本にしています。日本に存在しない薬物なども登場してきますので、その際はワシントン・マニュアル、ハリソン内科書などアメリカの医学書で確認をしてください。
★提示される症例
この道場で提示する症例は私の経験や各種試験問題から部分的に借りたものがあるにせよ、すべて私が創作したもので、登場する患者さんは架空の患者さんです。
★道場主の自己紹介
最後になりましたが、道場主で師範である私の紹介です。私は日本の医学部卒業後、横須賀米海軍病院でインターンをし、その後、徳洲会で1年と少し研修。そして、東京の広尾にある外人相手のクリニックで一般医として、数年間アメリカ人を初めとする東京在住の外国人の診療に関わりました。その後、アメリカに渡り、コロンビア大学の大学院で公衆衛生を少し勉強し、エール大学の関連病院であるブリッジポート病院で、内科・小児科合併研修をしました。研修終了後に、アメリカでの小児科専門医と内科専門医の資格を修得。そして、サンディエゴにあるスクリプス・クリニックに3年間勤務。その後今日までの数年間、日本人相手のクリニックで医師をしながら、多くの日本人・アメリカ人の研修医、医学生を指導してきてました。臨床経験は、日本で6−7年、アメリカで12−3年といったところです。
★参加希望者は自己紹介をしてください。
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★連絡帳: 他の道場生及び師範との連絡に使ってください。
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それでは自分のレベルにあったところから初めてください。
道場主Kimdon
設立 2007年12月24日 改訂2009年3月12日
<過去の問題>
10,9級レベル
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2 http://
3 http://
4 http://
5 http://
8,7級レベル
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3 http://
4 http://
6,5級レベル
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3 http://
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6 http://
4,3級レベル
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4 http://
5 http://
6 http://
7 http://
4,3,2,1級レベル
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2,1級レベル
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3 http://
4 http://
5 http://
6 http://
7 http://
初段レベル
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2段レベル
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困ったときには