ジェントルでテンダーでカーム。
誰の耳にも心地よく響くバダルーの音は
いつでも新鮮でどこか懐かしい。
ポップ・ミュージックの喧噪の外側で
エアポケット的存在だった彼の音は、
まだまだ再発見される価値があると思います。
Wally Badarou
ウォーリー・バダルー
1955年、パリ生まれ。プロデューサー、アレンジャー、キーボーディストとして、1980年代にバハマの首都ナッソーにあるコンパスポイント・スタジオをベースに、アイランド(Island)レーベルの数多くの作品をスライ&ロビーら凄腕のスタジオ・ミュージシャンと共に生み出す。彼が関わった主な音楽家はレベル42、グレイス・ジョーンズ、グウェン・ガスリー、ロバート・パーマー、マリアンヌ・フェイスフル、トム・トム・クラブ、ミック・ジャガー、フェラ・クティ等。
プロフェット5やシンクラヴィアを駆使したシンセの音色、アフリカン・リズムを元にしたプログラミング・ビート、この2つを主軸にした繊細かつ大胆なサウンド・デザインが特徴。
1984年にソロアルバム「Echoes」をリリース。ダンス・ミュージックの枠に留まらない、無国籍で洗練された浮遊感漂う懐の深いこの作品でレコーディング・アーティストとしての個性を確立。本作はダンス・クラシック「Chief Inspector」、マッシヴ・アタックがサンプリングした「Mambo」を収録。映画「蜘蛛女のキス」や「Country Man」のサントラも手がけている。
The Official Website
http://
Wally Badarou Discography
http://