信州の安曇野。
北アルプスの麓に広がる安曇野と呼ばれる地域には、今から1500年もの昔に「海人」の「安曇族」が住み着いたと言われています。(「安曇族」は、海の民です)
その「安曇」がそのまま地名となって残っているわけです。
もちろん、それ以前にも住人は居たはずですが・・・そんな昔に、こんな山深い地域を人々が往来していたことには驚きを隠せません。と同時に「海人」と呼ばれる民族がなぜこの地を選んだのかとの疑問には、興味を掻き立てられます。
穂高神社の「お船祭り」、有明山頂に祀られているらしい「海神様」、その有明山に残る「天の岩戸伝説」などなど、「なぜここに?」と思わせることの多くは、その「安曇族」の名残りと言うことだろうと想像できます。
この安曇野に移り住んで15年、今さらですが、今も「安曇野」としてその名を残す「安曇族」の足跡を辿ってみたくなりました。
写真は、有明山です。地元では「信濃冨士」と呼ばれています。言わば安曇野のシンボル的な山です。
この山の名前にしても、なぜ「有明」なのかと考えさせられます。
安曇族の足跡を探るに当たりましては、なにぶん浅学の身。素人の趣味の域を出ません。関連するWebサイトや町村のHPを参考にさせていただきますし、私の探求心に火を点けて下さった信州大学名誉教授でいらしゃる坂本博著「信濃安曇族の残骸を復元する」を参考にしました。本書からの引用が多くなろうこともお許し下さい。
安曇野市
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坂本博著「信濃安曇族の残骸を復元する」
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