大元帥明王(だいげんすいみょうおう、但し真言密教においては大元帥の帥の字は発音せず、大元帥明王と書いて「たいげんみょうおう」と読むほか、その読みのままに太元明王と記すこともある)は、古代インド神話に登場する魔神アータヴァカ(Āṭavaka アタバク。「広野鬼神大将」と漢訳される。本来は「林に住む者」、「林の主」の意)が仏教に包括されて仏となった神である。
アータヴァカはインド神話においてはまさに弱者を襲っては喰らう悪鬼神だったが、大日如来の功徳により善の神へと生まれ変わり、その強大な力をそのまま護法の守護力へと変えて仏教を守護する。
大元帥明王は大元帥の名が示すとおり、明王の中でも最高神である不動明王に匹敵する超力の持ち主で、一説には「全ての明王の総帥であることから大元帥の名を冠する」とまで言われる。
【御修法】
大元帥法(だいげんすいほう)は、真言密教における大法(呪術)の1つ。
大元帥明王を本尊として、怨敵・逆臣の調伏、国家安泰を祈って修される法で、839年(承和6年)常暁が唐から伝えた物。以来、毎年正月8日から17日間宮中で行われるようになった。
この法は宮中のみで行われ、臣下がこの法を修めることは許されなかった。
【梵名】
アータヴァカ
【意味】
曠野鬼神 曠野鬼人大将
【真言】
タリツ・タボリツ・パラボリツ・シャヤンメイ・シャヤンメイ・タララサンタン・ラエンビ・ソワカ
※
国家鎮護の秘仏ですので公開・承認式にしてみました。
※
http://
メンバーの参加コミュニティ
困ったときには