日本アカペラ合唱曲の中でも至高の名曲「鴎」が好きな方。
美しい情景を詩い、美しい旋律を歌う曲。
12回繰り返される「ついに自由はかれらのものだ」を、
どう解釈するかはあなた次第です。
混声合唱曲集「夢みたものは」より『鴎』
作詩 三好達治
作曲 木下牧子
ついに自由は彼らのものだ
彼ら空で恋をして
雲を彼らの臥所とする
ついに自由は彼らのものだ
ついに自由は彼らのものだ
太陽を東の壁にかけ
海が夜明けの食堂だ
ついに自由は彼らのものだ
ついに自由は彼らのものだ
太陽を西の窓にかけ
海が日暮れの舞踏室だ
ついに自由は彼らのものだ
ついに自由は彼らのものだ
彼ら自身が彼らの故郷
彼ら自身が彼らの墳墓
ついに自由は彼らのものだ
ついに自由は彼らのものだ
一つの星をすみかとし
一つの言葉でことたりる
ついに自由は彼らのものだ
ついに自由は彼らのものだ
朝やけを朝の歌とし
夕やけを夕べの歌とす
ついに自由は彼らのものだ
↓このHPで音質は悪いですが聞けます。
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