「館長雇い止め・バックラッシュ裁判を支援する会(ファイトバックの会)原告・三井マリ子さん)を応援するMIXIユーザーのコミュニティーです。
大阪府豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」の全国公募された非常勤全国公募館長に選ばれた三井マリ子さん。2001年度、2002年度、2003年度と、形式的な手続きで、遅滞なく、再任されていました。全国公募までしたのだから当然です。ところが、2002年秋ごろから、豊中市のネオコンで鳴らす市議(当時)・北川悟司さんらが、すてっぷへの攻撃を強めた。
そうした中、男女共同参画条例案を2003年三月市議会に上程するのを市は、否決を恐れてあきらめてしまった。そして、5月ごろ、北川議員と密約を行い、条例を通す代わりに、三井さんの首を差し出すこととした。そして、三井さんの首を切るために、「組織体制の見直し」に着手したのです。
秋の議会で条例は可決。一方で、市は着々と三井さんに隠れて、首切りの準備を進めたのです。そして、理事会の2カ月も前に後任候補者を寝屋川市の桂容子さんに事実上決定してしまいました。
異変に気づいた三井さんは、雇用継続の意思を文書で市に出します。そんなことがあってか、市は次期館長採用選考委員会を立ち上げて、面接試験をすると言い出しました。そこで三井さんは常勤館長に応募。だが、市が決めていた桂さんが「合格」とされました。
その裏で、本郷部長も山本事務局長も原告が「常勤は無理だといっている」という嘘を振りまき、多くの候補に懇願していました。桂さんもすっかりだまされ、次期館長就任を受諾します。
本郷部長(当時)は、桂さんに「あなたしかいない」と言い(一村市議=当時=の陳述書より。2月21日の証人尋問でも追認)、桂さんは、採用面接を「たんなる形式。手順をふむだけのもの」と認識していました。
だが、部長は一方で「公正な面接を行った」と証言(5月22日証人尋問)。
一方、三井さん排除にかかわったすてっぷの当時の山本事務局長は、自分で面接の結果を作成したと白状してしまっています。
このような、三井さんをぼろぼろに使い捨て、そして桂さんという女性も愚弄することが行われた末、三井さんは雇い止め。その後、就任した桂さんも「組織体制強化のため」「地域密着型」という名目で就任したが、実際は、管理事務ばかりで、男女共同参画の仕事はあまりさせてもらえず、2006年度末で退職しました。
市側の「組織体制強化」のため、「常勤館長にする」から「三井さんではだめ」という論理は崩壊しているのです。女性の人権向上のための施設を舞台にして起きた、女性の使い捨て。そして非正規雇用の使い捨て。「声のでかい議員」に脅されると屈する傾向がある行政。それに漬け込む議員。あるいは、せっかくのプロを大事にして本気で施策を進めようとしないで無駄が多くなる行政。
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しかし、一審の大阪地裁判決は、被告の不公正な点を認めつつも「慰謝料を払わないといけないほどの違法性はない」として原告の請求を棄却してしまいました。
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資料
■判決文http://
■弁護団声明http://
■原告声明http://
今後とも、原告及び裁判闘争を支援していきたいと思います。
また、非正規雇用や、とくに行政の現場労働者使い捨ての問題などについて考えていきましょう。
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