橘外男

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詳細 2024年2月3日 20:59更新: さすがのmixiも橘外男の単独コミュはありませんでしたね。
少数派とは思いますが、同氏の魅力を語りませんか。

橘外男
第７回直木賞作家であり、「饒舌体」と呼ばれる独自の文体で異国の秘境に題材を採った人獣交姦小説や、日本情緒溢れる怪談、満州物、ユーモア小説など作風は多岐に渡る真のエンターテイメント作家です。
短編集は折に触れて刊行されていますが、長編が中々日の目を見ないのが残念です。

詳細は Wikipedia にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%98%E5%A4%96%E7%94%B7

私の好きな作品

長編では
青白き裸女群像
陰獣トリステサ
ウニデス潮流の彼方

短編・中篇で秘境物では
死の蔭探検記
令嬢エミーラの日記
博士デ・ドウニヨールの「診断記録」

怪奇物では
布団
逗子物語
墓が呼んでいる
棚田裁判長の怪死

またコミックの題材として打ってつけなのでしょう、多くの作品が漫画化されています。

さいとう・たかを／チャブロ原人境（原作：死の蔭探検記）
大倉元則／ベイラの獅子像（同）
阿部兼士／　女豹ドクター（女豹の博士）
池上遼一／ウニデス潮流のの彼方
同/陰獣トリステサ（同）
【覆面作家】／人を呼ぶ湖（同）

また「私は前科者である」は1957年日活で、「山茶花屋敷物語」は「亡霊怪猫屋敷」として1958年、「地底の美肉」は「女吸血鬼」として1959年、「私は呪われている」は「怪猫おたまが池」として1960年それぞれ新東宝で映画化されています。

拙文「橘外男の再評価を！」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=551233466&owner_id=4449208