国土交通省自動車交通局にて再度精査を受けることができます
6月1日、国土交通省へこれまで集まった署名と自賠責保険における交通事故による脊髄不全損傷を後遺障害に適切に認定していただくことを求める要望書を提出してきました。
自賠責では「労災(労働者災害補償保険)の後遺障害の認定等級に準ずる」とありますが、実際は脊髄の損傷がMRI・CT・造影等での異常がみられない場合は、他に身体的所見・神経学的所見があり、現実に重い障害を抱えていたとしても、後遺障害の認定では非該当もしくは低い障害等級しか認められず正当な補償がされないという状況であることを国土交通省に説明し改善を求めました。
しかしながら国土交通省自動車交通局保障課からの回答は自賠責保険では頸髄不全損傷は適切に認定しているというものでした。そこで当団体は事前に集めた、交通事故による脊髄不全損傷でありながら、非該当になった事例を数例提示し自賠責の認定基準についての矛盾を確認して頂きました。
当日対応して頂いた国土交通省自動車交通局保障課長様は真摯に私達の訴えを聞いてくださり、今後多くの実際の資料を提示すれば個々に精査していただけるとのお言葉を頂きました。
これまで相談に来られた方の中にも不全損傷で適切な後遺障害等級に認定されなかった方が相当数おられることから、全国には更に多くの方がいらっしゃることと思われます。
今後当団体では、不全損傷と診断されたものの自賠責保険で適切な後遺障害等級に認定されなかったケースについての情報を募集しています。具体的な事例をお教え頂きましたら、当団体でまとめて国土交通省に精査を求めることが可能となりました。
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6月1日 国土交通省で署名の提出及び問題提起を行いました
〜脊髄不全損傷に関する事例募集〜
脊髄不全損傷と診断された方で、自賠責保険で適切な後遺障害等級に認定されなかった方は是非ジコサポまでご連絡下さい。当団体及び専門家が確認した上で妥当性があれば国土交通省へ直接提示し、精査してもらうことができます。
※注 当団体を通じて再精査を受けることにより確実に後遺障害として認定されることを保証するものではありません。
詳しくは http://
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