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攻撃ヘリAH-1シリーズ

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詳細 2019年2月25日 04:17更新

AH-1 コブラ(AH-1 Cobra)はベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)社がUH-1を元に開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。アメリカ陸軍ではAH-64 アパッチに交代しているが、改良型がアメリカ海兵隊で運用されている他、イスラエル空軍、イラン陸軍を初めとする諸外国でも現役で使用されている。

[編集] 開発経緯
ベースとなった「UH-1」。形状がまったく異なるのが分かる。1960年代、アメリカ陸軍はベトナム戦争において、輸送用ヘリであるUH-1を大量に投入した。しかし、兵士や荷を下ろす際のホバリング中を狙われ、損失も大変多かった。対抗策として、ヘリに機銃やロケット弾を装備するといった事もなされたが、元が輸送用ヘリコプターである為、決して良策とは言えなかった。

ベトナム情勢が悪化する中で、ベル社はUH-1をベースに攻撃ヘリコプター、「モデル209」の自主開発を行っていた。この機体は、エンジンは同じく単発で、ローターも二枚羽であるが、座席はタンデム(縦型)に並べた複座となっていて、正面から見ると極端に縦に細長い事がわかる。胴体側面に安定翼を配し、飛行安定性が向上した他、翼の下にはロケット砲ポッドとミサイルを設置することができる。また機首には可動式ガトリング砲を標準装備することで、多方面への攻撃性を増している。

時を同じくした1966年、アメリカ陸軍は発達型空中火力支援システム(AAFSS)計画の選定機種として、ロッキード社の「AH-56Aシャイアン」を採用する事を決定していた。 しかし、戦争投入には間に合わないため、AH-56Aの実用化までのつなぎとして、ベルの再設計機体を開発する事を決定した。この機体の開発は短時間で行なわれ、1965年9月7日に初号機が初飛行した。そして1967年の9月には、AH-1G ヒューイコブラと命名され、実戦に投入されている。

一方、本命であったAAFSS計画は、構想の大幅な見直しなどからキャンセルされてしまった為に、AH-1に主力攻撃ヘリの座を譲る事となり、今日に至る。

[編集] 機体
機体正面最大の特徴は、幅99cmという非常にスリムな胴体と、搭乗員をタンデムに配置した事である。前席が射手兼副操縦席、1段高い後席が操縦席となっている。

機首下面には、切り替えにより毎分680〜750発もの発射速度を誇る20mmM197三砲身ガトリング砲が配置されており、戦車の装甲を切り裂く威力を持っている。また、グレネードランチャーの発射機に換装が可能である。胴体中央部のスタブ・パイロンには4ヶ所のパイロンがあり、ロケットランチャーや対戦車ミサイルなど、最大700kgまで吊下可能。

[編集] 改良型・発達型の開発と生産、運用
ベトナム戦争終結後には、AH-1GにTOW対戦車ミサイル運用能力付与がなされた。TOW運用能力を付与された機体はAH-1Qと呼ばれ、機首部に光学望遠鏡方式の照準装置を装備しているのが特徴である。

米陸軍では、重量増加によるエンジンの出力不足が問題視されたため,ICAM(発展型コブラ俊敏性及び機動性)計画が立案され、エンジンを1,800shpのT53-L-703に換装、トランスミッション、機体各部の強化が施されたAH-1Sが登場する。 なお、AH-1Sはその後も段階的に改修が加えられており、いくつかのバリエーションがある。AH-1Qから改修した機体と初めからAH-1Sとして生産された初期生産型、初期生産型をより能力向上させた型、さらに、これに近代化改修を施した型で、AH-1S改修型(MOD)=AH-1S、AH-1S量産型(PROD)=AH-1P、AH-1Sアップガン型(ECAS)=AH-1E、AH-1S近代改修型(MC)=AH-1Fと分類される。 1986年3月から実戦配備されているアメリカ海兵隊向けの「AH-1W スーパーコブラ」などの派生型もある。最新型は「AH-1Z バイパー」で、米海兵隊は2004年から2013年までに180機を「AH-1W スーパーコブラ」から「AH-1Z バイパー」に更新することを計画している。

なお、キャノピーが角ばった平面型となっているのは、陸軍向け仕様の対戦車攻撃ヘリ型のAH-1S系統だけである。

[編集] 日本での運用
日本の陸上自衛隊では1979年(昭和54)と1980年(昭和55)に研究用として1機ずつ導入して検討、1982年(昭和57)度から22機調達したのを皮切りに導入を開始した。7機目から富士重工業(エンジンは川崎重工業)によってライセンス生産され、2000年(平成12)12月14日までに89機が生産された。なお、陸上自衛隊で使用されている「AH-1S」は、最初に輸入された2機が能力向上型の「AH-1E」に、富士重工業でライセンス生産された機体は発達型の「AH-1F」に相当するものである。エンジン不良によって数件の墜落事故が発生しており、2000年に東富士演習場で発生した落着事故に関し川崎重工業は防衛庁によってPL法に基づき訴訟を提起され、2007年4月現在、係争中である。

2001年(平成13)8月27日に、防衛庁は陸上自衛隊の次期戦闘ヘリとして、三菱重工業が提案した派生型「AH-1W」を下し、富士重工が提案したボーイングのAH-64Dアパッチ・ロングボウを選定した。

[編集] 要目
AH-1Fの三面図
[編集] AH-1S
ロータ直径:13.41m
胴体幅:3.28m
全長/胴体長 17.44/13.59m
全高 4.19m
自重/最大重量 3,076/4,536kg
エンジン ライカミングT53-K-703(1,485shp)×1
最大速度/巡航速度 315/228km/h
実用上昇高度 3,960m
航続距離 456km
武装
20mmM197三連装ガトリング砲×1(固定武装)
TOW対戦車ミサイル×最大8発
JM261ハイドラ70ロケット弾ポッド(ロケット弾19発入り)×2
乗員 前席:ガナー(射撃手)、後席:操縦士(計2名)

[編集] AH-1W
米海兵隊で使用されている「AH-1W スーパーコブラ」ローター直径:14.63m
全幅:3.28m
全高:4.11m
全長(機体):13.87m
全長(テイルローター含む):17.68m
最高速度:170ノット
最高巡航速度:152ノット
武装
M197 3銃身20mm機関砲 1門 装弾数750発
TOW対戦車ミサイル
AGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイル
AIM-9 サイドワインダー空対空ミサイル
パワープラント:General Electric T700-GE-401 2基(1,690馬力)

[編集] 派生型
AH-1G
AH-1P
AH-1E
AH-1F
AH-1S
AH-1Z

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