Simon George Mpata/
サイモン・ジョージ・ムパタ
アフリカの画家。
1942年、タンザニアのモザンビークとの国境の町 トゥンドゥル に生まれる。
20代の頃に兄のティンガ・ティンガを頼ってダルエスサラームへ出た。
当時、ティンガ・ティンガは、ドイツ系白人の家の住み込みの庭師として働いていて、後にティンガ・ティンガ派と呼ばれるようになる動物画を描き始めたばかりだったという。
ムパタはティンガ・ティンガ派の創始者である兄から直接絵画の手ほどきを受けた第2世代にあたる。
彼は、1972年に、ティンガ・ティンガが警官に誤って撃たれ死亡した後も絵を描き続け、また残された画家達と供に「ティンガ・ティンガ・パートナーシップ」という共同工房を設立する。
これが現在のティンガ・ティンガ工房の原型である。
その後、ケニア、ナイロビに拠点を移し創作活動を続け、彼の絵を購入したドイツ人の手によって、本人も知らないうちに、1979年、西ベルリン(当時)で東アフリカの代表作家としてのデビューを果たした。
1984年8月に行方不明となり、後日死亡が確認された。
困ったときには