- 詳細 2015年8月22日 12:34更新
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カテゴリは「その他」としました。「学問・研究」というとかたい感じがするので。ざっくばらんにいきましょう！
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「万物のエントロピーは増大する」
この大原則は今やゆるぎないものとなっていると言ってもよいのではないだろうか。
エントロピーとは、簡単に言うと「複雑さ、乱雑さ」とみなされる。
つまり、先の原則は「万物は複雑さ（乱雑さ）が増大する方向へ進もうとする」ということになる。
（例）水に垂らしたインクは拡散し、収束することはない
◆本コミュニティーの趣旨◆
周りの物事を「エントロピーの目でみる」ことにある。
これを「エントロピズム」とした（恐れ多いことだ…）。
●●マクロ的な視点●●
「宇宙は膨張し続けている」と言われていることはご存知でしょう。これも一種のエントロピー増大の原則にはまる事象です（まさに議論されているポイントの一つです）。
地球はそのような世界の中に存在する。。。
ところで、惑星は宇宙に浮遊している小天体がお互いに衝突し合い、その質量の増大によりお互いを引き寄せる性質（万有引力の法則）によって誕生する。
これは「エントロピー」の減少と言ってもよいのではないだろうか。
即ち、惑星という秩序だったものの形成とみなせる。
この現象は、宇宙の膨張の視点（エントロピー増大の原則）から見ると、天文学的に低い確率で起こると考えられる。
地球は、惑星であるからもちろんエントロピーが溜まっている（減少している）ものとなる。
●●ミクロ的な視点●●
地球上に存在する万物もエントロピーに支配されている。
私（管理人）はたまたま生命科学の分野に従事しているので、「生物」に視点を移してみる。
地球が誕生してから、４６億年経つと言われている。生命を育む地球は奇跡の星として誇称されている。
生命をエントロピーの目で見るとどうなるか？
個体レベル、細胞レベルで見ても、エントロピーは減少しているといえないだろうか。
逆に言うと、生物はエントロピーを減少させうる能力を獲得した物の一つであるとみなせないだろうか。
生命のスープから、アミノ酸や核酸などが紫外線のエネルギーにより生成され、ＲＮＡやＤＮＡなどの高分子重合体（今となってはこれが遺伝物質であると断定されている）が脂質膜により外界からシャットアウトされ、「個」を確立するに至った。
●●身近な視点●●
さて、ヒト（人間）や他のどの生物においても「エントロピーを閉じ込めた物」ということができる。
ヒトに着目すると、まずは「人口増加」はある意味でエントロピーの増大と言える。
これが、広い空間に適度に拡散すれば、大きな衝突（エネルギー衝突）は起こらないだろう。
（例）フタの無い鍋（無限の世界とみなせる）で水を沸騰させても、特に問題が起こることは無いが、ある程度密閉された空間で同じことをすれば、ふたがカタカタ鳴ったり、けたたましい音を立てて、「問題発生」を私たちに知らせてくれる
ヒトはこの地球という有限の世界（ある程度密閉された空間）に存在する生き物であるので、「問題」や「衝突」が起こることは必至であると考えられる。
つまり、エントロピーの溜め込みは自然の流れに逆行することであり、いずれかの問題を引き起こす原因となる。
現代社会において、我々はある程度秩序だった世界で生活をしている。
これは、やはりエントロピーの溜め込み型であるから、何かしらの問題が発生する。
これをストレスがかかると言えるかもしれない。
（例）他人との付き合い、会社、学校、社会
このエントロピーの溜め込みを開放するにはどうするか？
つまりストレスの発散は？
我々はエントロピー支配下の世界に生きているのだ。
このコミュニティーでは、全ての物事をエントロピーの目で見て、議論する場としたい。
◆最後に◆
お気軽に参加していただき、なんでもない日常生活での発見などをトピックスとして取り上げてもらってよいです。
いろんな意見が出ることを楽しみにしています。
また、上記内容は私が個人的に考えていることで、科学的に間違っていることも多々あると思います。
その際はご指摘の程、よろしくお願いします。
