僕の中で完全燃焼主義は
矢吹丈に端を発し
故郷である長州藩の吉田松陰・高杉晋作
土佐藩を脱藩した坂本龍馬
公民権運動のリーダー・キング牧師
などの思想・生き様への共鳴を経て
確固たる人生哲学の基盤となった。
彼らはいずれも20代・30代で
その命を燃焼し尽くして昇天している。
僕も太く短く生きるべく
全力疾走した。
興銀マンとして燃え尽き
カナダ・スキー教師として燃え尽き
テレビ番組制作者として燃え尽き
平和運動活動家として燃え尽き
自給自足実践家として燃え尽きた。
しかし、僕は彼らのように若くして
使命を成し遂げ他界することはできなかった。
今までの多彩な経験を統合し
学術研究・教育活動と表現・芸術活動により
持続可能な地球平和社会の実現に貢献することを
使命として晩成してゆく人生に収斂されてきた。
自給自足時代
師匠の臼井さんから毎日諭されていたことがある。
お前はもっと「いい加減」に仕事をしろ。
風呂の湯の丁度「いい加減」を目指せ。
70点で良しとしろ。
持続可能性・多様性・調和を大切にしろ。
これはブッダが悟った中庸の思想だ。
ブッダは苦行では悟れないことに気づいた。
弦楽器の音色を聴いて中庸の大切さを悟った。
弦楽器の弦を強く張り過ぎても張り方が弱過ぎても
心地のよい音色を奏でることはできない。
絶妙で精妙な調和した張り加減・中庸によって
心地のよい音色を奏でることができる。
完全燃焼・過剰・極端を実践することよりも
絶妙で精妙な調和した中庸を実践することは難しい。
完全燃焼のもつ強烈なエネルギーと
中庸がもつ持続可能な調和したエネルギーとを
状況に応じて自在に発揮できるようになりたい。
それは結局
中庸という絶妙で精妙な調和したバランスを
実践することに他ならない。
どのような状況においても
中庸を実践できるように精進してゆきたい。
それは涅槃への道でもある。
僕たちが輪廻転生を繰り返し
終わりなき旅をしているのも
中庸・涅槃の境地に辿り着くための
魂の修行なのであろう。
関連コミュニティ
完全燃焼
http://
終わりなき旅
http://
闘いからの卒業
http://
愛すべきものすべてに
http://
僕が僕であるために
http://
オススメゲーム
困ったときには