牧神・パン

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詳細 2020年5月18日 21:02更新: パン（パーン、ギリシア語 Παν, 属格 Πανος）は、
ギリシア神話の神の１柱である。
アイギパン (Αιγιπαν 「山羊のパン」) とも呼ばれ、
ローマ神話におけるファウヌス(Faunus)と同一視される。
日本語では牧羊神、半獣神、牧神とも呼ばれる。

パンは山野の神、羊飼いと羊の群れを監視する神とされ、
サテュロスと同じく四足獣のような下半身、山羊の角をもつ。

何者がパンの親かは無数の伝承があり、
どれが正しい、というものは存在しない。
父親はゼウスともヘルメスともいわれる。
母親はニンフであるといわれている。

その名前は「パオン(Παων) 牧夫」の意）に由来するが、
ギリシャ語の「パン」（全ての意）としばしば同一視され、
パンの性格と名前が誘惑的なものと思われるようになった。

また「全て」という意味からアレクサンドレイアの神話学者や
ストア派の哲学者たちによって
「宇宙全ての神」であると解釈されるようにもなった。

角を持ち、半獣半神の姿をした神は、世界各地にみられ、
ケルト文化圏におけるケルヌンノス、
イタリアのファウヌスなどがあげられる。
すべては山野、および森林に関連した豊穰神とされている。

近年では、アニミズムなど自然崇拝者からは、
他の有角神などと同じく、自然神の長として、
また生命の男性的側面を表す神格として崇められている。

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