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ヒメオオクワ専門処 鍬匠甲冑屋

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詳細 2020年8月21日 23:40更新

●ヒメオオクワガタ専門処 鍬匠甲冑屋
http://www.hpmix.com/home/katuuya/katuuya/T1.htm

ヒメオオクワガタは日本全域(千葉県・沖縄県を除く)に生息している高山系のクワガタムシである。主に標高1000–1600mの高さの高山のブナ林帯に生息しており、北海道の札幌周辺から日高地方の北部付近までを北限として北日本地方を中心に中部・北陸地方までに生息数が多い。関西地方、中国地方、四国4県、九州地方まで生息はしているが、局地的な分布となり生息数は少ない。九州に生息しているヒメオオクワガタはキュウシュウヒメオオクワガタとして別に亜種となっている。ヒメオオクワガタの南限は熊本県南部とされているが、鹿児島県北部まで生息の可能性が高い。 また近種として中国中部・北部のモンゴルの近くまで生息分布するダビデヒメオオクワガタムシが居る。 ヒメオオクワガタは日本国内の種であり、1883年イギリス人George Lewis氏により日光中禅寺湖周辺(栃木県)と蓴采沼(じゅんさいぬま)及び七飯(いずれも北海道渡島半島)の3ケ所で得られた6オス8メスにより新種として発表された個体である。

●特徴
★ヒメオオクワガタ
学名 Dorcus Montivagus montivagus (Lewis)
体長 - オス25–58mm、メス26–42mm。
体色 - オス、メスともに黒色(弱光沢)。
特徴 - 体の表面には弱い光沢がある。
寿命 - 成虫は1–2年。
分布 - 北海道・本州・四国。

★キュウシュウヒメオオクワガタ
学名 Dorcus Montivagus adachii (Fujita et Ichikawa)
体長 - オス32–52mm メス28–38mm。
体色 - オス、メスともに黒色(つや消し)。
特徴 - 頭部・前胸・上翅が短く、幅が広い。光沢を欠きつや消し状。
分布 - 九州。

●近種
★DDCダビデヒメオオクワガタムシ
学名 Dorcus davidis
ギネス -36. 4mm。
生息地 -中国中部・北部のモンゴルの近くまで分布。
特色 -他のクワガタのいない乾燥草原の中に点在する疎林のポプラにて採集でき、幼虫もポプラの枯れ木で採れる。万里の長城付近のポプラ並木などで採れる。
特徴 -オスの内歯は尖らない。メスは翅にスジが無く、頭の中央部にコブがある。

●生態
クワガタムシは一般的に夜行性で昼間は木の洞の中や樹皮の下や下草などに隠れていて夕方から活動をする種類が多い。しかしこのヒメオオクワガタは昼行性のクワガタムシで活動の時間帯も朝10時頃から夕方04時頃ぐらいまでが一番多い。 このヒメオオクワガタは高緯度地域(東北北部から北海道)から高標高(東北南部から九州の1000m以上の高山)に分布している為、夏でも夜間の気温が低いこともあり夜行性ではなく昼行性の性質が強い。しかし外灯採集や灯火採集でも時折採集されることもあり、全く夜に活動しないと言う訳でも無い。 またヒメオオクワガタは他のクワガタムシよりも耐寒能力が強く、野外活動期間も6月上旬から10月上旬ぐらいまで観測され活動期間の長いクワガタムシである。 高標高に生息している関係で他に木々に齧り傷を付けて樹液を出させる昆虫が少ないことから、ヒメオオクワガタは自身で木々を齧り傷を付けて樹液を吸うと言う能力があり、特にヤナギ類やカンバ類の木々に齧り傷を付けてそこから染み出る樹液を食している。 ヒメオオクワガタが付く木としてはバッコウヤナギ・ヤマネコヤナギ・ダケカンバ・シラカンバ(シラカバ)・タラ・コシアブラ・センノキ・ハリギリ・ヤマザクラ・カツラなどがある。ブナやミズナラにおいても付いていた事例がある。 このヒメオオクワガタは標高の高い山に生息していることと、累代飼育が難しいことから余り昆虫店などでも販売されていなく生態としては良く判っていないクワガタムシのひとつである。

★それでも多くの採集者の情報を照合すると次のような生態の特徴があげられる。
人の気配や振動を感じると自ら脚を離し木から落下して逃げる。
落下した個体は素早く下草などに潜り込む。(多くのクワガタムシは死んだふりをするが)
夕方、路上徘徊をする個体も多い。
外気温が8度前後でも木々に付いている個体が居る。
6月上旬から7月下旬にかけては大型の個体が多い。
6月上旬から7月下旬にはオスの個体が多く、メスが少ない。
8月下旬から9月中旬に発見・観察される個体数がもっとも多い。
時期に応じて付く木々が変化することがある。
3年周期で付く木々のポイントが変わる。
メスは持ち腹で越冬後の5月下旬から7月上旬ぐらいにかけて産卵活動をしてる。
都道府県や時期などにより全て統一の特徴ではないが、多くの採集者の観察結果であり、 このヒメオオクワガタの生態の重要な情報である。

また面白い点としてはヤナギ類やカンバ類の全く無いブナ林帯の中においてヒメオオクワガタの幼虫や新成虫が材割採集にて採集されている事例があるが、夏場においてどこの木々に付いているのかが良く判っていない点もある。

ヒメオオクワガタの幼虫幼虫はブナを主体に、ミズナラ、オニグルミ、イタヤカエデなどの立ち枯れや倒木に生息している。厳冬期においては体内のフンなどの残留物を出して体液を不凍液のような感じにして、マイナス気温の中でも生息できる。立ち枯れや倒木も芯の近くや根の中に坑道を掘り、硬い部分に居る。これは硬い部分の方が水分は含むものの、水死することが少ないので、硬い部分にて生活している。
飼育下においての羽化時期はオスで6月中旬から7月下旬が多く、メスは約1か月早い5月上旬から6月中旬である。自然界においてもほぼ同じ時期となる。

●代表的な採集方法
★ルッキング採集・・・6月中旬から10月上旬にかけて行われる成虫の採集方法★灯火採集・・・8月中旬から9月中旬にかけて行われる成虫の採集方法★材割り採集・・・10月中旬から5月中旬に行われる成虫及び幼虫の採集方法

●生息分布と都道府県版レッドリスト
国際自然保護連合(IUCN)版レッドリストに準拠した形で作られた環境省版レッドリストにはヒメオオクワガタは指定外(全国的には普通種)であるが、47都道府県において生息記録の無い千葉県と沖縄県を除く45都道府県において調べると下記の都道府県にあるレッドリスト(レッドデータブック)によって指定を受けている。また生息確認がなされていない、情報が無い県でレッドリストの対象にもなっていない都道府県も多い。
★京都府レッドデータブックにおいては絶滅寸前種指定
★愛知県・群馬県レッドデータブックにおいては絶滅危惧1B類指定
★富山県レッドデータブックにおいては危急種指定
★長野県・大阪府・高知県・宮崎県レッドデータブックにおいては準絶滅危惧NT指定
★兵庫県レッドデータブックにおいては準絶滅危惧指定(県Cランク)
★滋賀県レッドデータブックにおいては要注目種指定
★島根県レッドデータブックにおいては要注意種指定
★静岡県レッドデータブックにおいては環境指標種指定
★三重県レッドデータブックにおいては絶滅危惧種2種指定

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF 上記がフリー百科「ウィキペディア」に投稿したヒメオオクワガタの概要です。


●ヒメオオ狩猟記
http://blogs.yahoo.co.jp/katuuya2010
●累代飼育について
http://blogs.yahoo.co.jp/katuuya2009
●標本関連について
http://www.hpmix.com/home/katuuya/katuuya/L9.htm

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開設日
2007年2月13日

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カテゴリ
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