まことに恐縮ながら、「この程度に分かれていれば火も通るだろう」という観点から分断したとしか思えない、大胆かつ豪快な切り口のニンジン、ジャガイモ。
それらは無論、「え? なに、これって剥くものなの?」みたいな絶妙の野性的感性によって皮が剥かれていない。
そして言うまでもない事ではあるが、ジャガイモは皮層どころか芽も取り除かれていない為、有毒であるアルカロイド配糖体ご一行様は五体満足のままご到着だ。
「だいたいこのくらい」という、明らかに目分量で調整されたと思わしきカレールー。
すなわち「多い方が美味しいに決まっている」という何の根拠もない質より量の強行論が発揮された結果、だいたい2パック入りで市販されているカレーの素は、本来なら1パック5人分相当となるんだが、うん、何て言うかな、全部入れたでしょ、桜守姫さん。
しかも三日分とか一週間分とかの作り置きを前提としたわけじゃなくて、一食分として。
異常に濃い。
いや、もうこれ“濃い”とか言っちゃダメ。
世間的な濃さの基準に革命が起こる。
その上、溶けやすくする為に板チョコのような折れ目がついているにも関わらず、そのまま折らずに放り込まれている。
何故わかるかというと、ルーがな、立ってるんだよ。
皿の上で天を仰ぐ黄色くどろどろとした垂直の物体を俺は初めて見た。
作り方の前提が、とりあえずご飯にかければ美味しいだろ、っていうか――
“胃の中に入ってしまえばなんでも同じ”
という主張を全体から感じる。
以上、『完食者』巽策様でした
という訳で、『これ』に醤油を“蓋を外して”からなみなみと注ぎ、三つ程生卵を落として、ぐっちゃぐっちゃぐっちゃと優美にかき回しましょう♪
その手に命の代価(スプーン)を握り、この戦場(しょくたく)を駆け抜けろっ!!
「食指が動きませぬかえ?」
という訳で、いつ空をやった方なら最早説明不要だとは思いますが………
策が食ったならオレにも食えるっ!
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桜守姫比芽、カレー、いつか、届く、あの空に。、Lump of Suger