言わずと知れたボストン・レッドソックスのエース。
150km台の速球とスプリッターに加え、抜群のコントロールが武器。
1966年11月14日アラスカ州アンカレッジ生まれの40歳。米アリゾナ州ヤバパイ短大出身。193センチ、104キロ。右投げ、右打ち。
今季年俸1300万ドル(約15億6000万円)。
1986年ドラフト2巡目でレッドソックスに入団。
1988年にボルチモア・オリオールズからメジャーデビュー。
その後、1991年にヒューストン・アストロズに移籍。
1992年から2000年までフィラデルフィア・フィリーズに在籍。
そして、2000年のシーズン中にアリゾナ・ダイアモンドバックスに移籍する。2001年には22勝6敗という素晴らしい成績でチーム初のワールドシリーズ優勝に大きく貢献する。ワールドシリーズではランディ・ジョンソンと共に最優秀選手に選出される。
2004年にボストン・レッドソックスに移籍。
同年に21勝をあげ、チームを86年ぶりのワールドチャンピョンに導く。同年のディビジョンシリーズ第3戦で右足首靭帯を痛めるが、無理矢理縫合で足首を固定し、ソックスを血に染めながらヤンキースとのリーグチャンピオンシップ第6戦、カーディナルスとのワールドシリーズ第2戦に先発し、勝利投手となる。その血染めのソックスはクーパーズタウンの野球殿堂館に展示されている。
このレッドソックス86年ぶりの優勝をモチーフにした映画「2番目のキス」(fever pitch)には、実際に2004年のシーズンの映像が登場し、シリングが血を流しているシーンもあり、ファンは必見!
(松井もでてきます。)
2007年は松坂、岡島の加入から日本語の勉強を始める。若い頃にオフで海外でプレイした時に、言葉の面で苦い経験をしたことがあるという。人格者として知られ、非常に優しい一面を持つ投手である。
☆成績☆
2004年 21勝6敗 防御率3.26
2005年 8勝8敗 防御率5.69
2006年 15勝7敗 防御率3.97
TOTAL 207勝138敗 防御率3.44
☆タイトル☆
ワールドシリーズMVP:2001年
最多勝利:2回、2001年(22勝)、2004年(21)
最多奪三振:2回、1997年(319)、
1998年(300)
オールスターゲーム選出:5回