ドラマ『空から降る一億の星』の第5話「死の口づけ」での1シーン
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優子は、一人でこんなだだっ広いところに住むのはどういう感じなのかと涼に尋ねた。
「鳥かごに鳥入れる感じ。で、そのまま心に鍵をかける。そこからはみ出さないし、うれしくもないし、かなしくもないし、人に期待なんかしないし、信用しないし、愛さない。だから傷つかない。」
涼は自分の心の持ち様を素直に吐露した。
それに対して優子は、
「半径15cmの心だ。鳥かごの中。飛びたいのに飛べない。飛び方忘れちゃった?」
「あんたといると、ほんといい感じにむかつくんだよ。」
涼はそういって顔を逸らして考え込む顔をするが、思い直して
「でもほんとは、まだ飛びたいと思ってるかも。」
とさらに素直に話した。それを聞いてほほえむ優子。
「かごの中の鳥ほど、青い空にあこがれるんだよね。自由に飛んでる鳥よりも。」
優子は、心を開かない人ほど人に愛されたがっている、と言いたいのだった。
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