【もうすぐ終わる。全部終わる。そう、……ひぐらしのなく頃に。】
「ひぐらしのなく頃に」の詩が好きな方へ。
●鬼隠し編の詩
どうか嘆かないで。 世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。
どうか嘆かないで。 あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。
だから教えてください。 あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
●ガンガンパワード鬼隠し編の詩
何が罪かわかりますか。 知恵の実を口にしたからではありません。
何が罪かわかりますか。 蛇の甘言に耳を貸したからではありません。
まだ罪がわかりませんか。 それこそがあなたの罪なのです。
●旧鬼隠し編の詩
今日はちょっぴりいい事があった。
下駄箱の私の靴の中に画鋲が入っていたからだ。
クラスには50人もいるのに、なのに私を選んでくれた。
誰よりも想ってくれる、そんな誰かがいる証拠。
そんなささやかなうれしさを、みんなにも教えたい。
だからみんなの靴にも一粒ずつ。
●綿流し編の詩
あなたの乾きを癒せない。 真実を欲するあなたがそれを認めないから。
あなたの乾きを癒せない。 あなたの期待する真実が存在しないから。
それでもあなたの渇きを癒したい。 あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから。
●ガンガンWING綿流し編の詩
この世でもっとも見つけ難いもの。 砂漠に落した針一本?
この世でもっとも見つけ難いもの。 闇夜に落とした鴉の羽?
この世でもっとも見つけ難いのは。 自分自身の思い違い。
●旧綿流し編の詩
タマゴをじっと、温める。
温める熱が愛ならば、生まれる子供はきっと幸せ。
愛がこもって、喜びにあふれる。
タマゴをじっと、温める。
温める熱が怒りなら、生まれる子供はいったい何?
私もタマゴを、温める。
温める熱はガスだから、何のタマゴか興味なし。
●祟殺し編の詩
井の中の蛙は幸せでした。 井戸の外に何も興味がなかったから。
井の中の蛙は幸せでした。 井戸の外で何があっても関係なかったから。
そしてあなたも幸せでした。 井戸の外で何があったか知らなかったから。
●Gファンタジー祟殺し編の詩
私が一番不幸だった。 この迷路に出口がないことを知っていたから。
次に彼が不幸だった。 この迷路に出口がないことを知らなかったから。
その他大勢は不幸ではなかった。 自分たちが迷路の中にいることすら知らなかったから。
●暇潰し編の詩
誰が犯人かって? それを探す物語に決まってるでしょ?
誰が犯人かって? そもそも「何の」犯人かわかってる?
誰が犯人なの? 私をこれから殺す犯人は誰?!
●ガンガン暇潰し編の詩
私が求めるものは何? 遠い異郷からやって来る騎士かもしれない。
私が求めるものは何? 永遠の沼から這い出せる岸かもしれない。
私が求めるものはたったひとつ。 得るのはキシか、それともシキ(死期)か。
●私的捜査ファイルの詩
誰だって幸せに過ごす権利がある。 難しいのはその享受。
誰だって幸せに過ごす権利がある。 難しいのはその履行。
私にだって幸せに過ごす権利がある。 難しいのはその妥協。
●目明し編の詩
砂漠にビーズを落としたと少女は泣いた。 少女は百年かけて砂漠を探す。
砂漠でなく海かもしれないと少女は泣いた。 少女は百年かけて海底を探す。
海でなくて山かもしれないと少女は泣いた。 本当に落としたか、疑うのにあと何年?
●罪滅し編の詩
一度目なら、今度こそはと私も思う。 避けられなかった惨劇に。
二度目なら、またもかと私は呆れる。 避けられなかった惨劇に。
三度目なら、呆れを越えて苦痛となる。 七度目となるとそろそろ喜劇になる。
●皆殺し編の詩
井戸の外の世界が知りたくて。 私は井戸の底から這い上がろうとしました。
井戸の外の世界が知りたくて。 何度、滑り落ちて全身を打ち付けても上り続けました。
でも気づきました。 上れば上るほどに落ちる時の高さと痛みは増すのです。
外の世界への興味と全身の痛みが同じくらいになった時、 私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました。
●祭囃し編の詩
誰だって幸せに過ごす権利がある。 難しいのはその享受。
誰だって幸せに過ごす権利がある。 難しいのはその履行。
私だって幸せに過ごす権利がある。 難しいのはその妥協。
だって、これから
もっともっと幸せになるんだもの。
これくらいじゃ、妥協なんてしないんだから。
私たちは、これまでの幸せを全部取り戻すよ。
私は百年分を。
あなたは千年分を、ね。
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困ったときには