平成十八年名古屋場所のNHK大相撲中継から取り入れられた吊り屋根カメラ。
九州場所ではさらにズーム機能などの進化が見られました。
丸い土俵をうまく使った相撲を見られる!
吊り屋根カメラファン集まれ!
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2006年9月18日付 東京新聞より
両国国技館の熱戦を伝えるNHKのテレビ中継に、「吊(つ)り屋根カメラ」からの映像がしばしば登場する。相撲は横から見るものという常識を覆す斬新な試みだ。あっと驚くゲストも人選するなど、新機軸を打ち出している大相撲中継の“舞台裏”をのぞいた。
「こうやって上から見ますと、分かりますね」。秋場所二日目中入り後の一番。北勝力は立ち合いに前傾姿勢で突っ込み、はたき込みで嘉風に敗れた。吊り屋根カメラの録画映像に対し、実況アナウンサーが発したのが冒頭のコメントである。一瞬の勝負だったが、頭を下げ過ぎたため、相手にはたかれてしまう様子がよく分かる。
この場面をとらえたのが、高さ約十メートルの吊り屋根に取り付けられた重さ約三キロの小型カメラ。七月の名古屋場所から試験運用を始め、今場所から本格稼働した。
吊り屋根カメラの初お目見えは一九八六年夏場所。しかし、土俵上の素早い動きについていけないなど性能面の問題点を抱え、わずか数年で姿を消した。
今回復活したのは、リモコン操作で素早く動く超小型のハイビジョンカメラが開発されたため。名古屋では機械系統の関係で、中継前日にアナと担当ディレクターが「のど輪で高見盛がのけぞれば面白い」「突っ張りの応酬が見られそう」など効果的と予想した取組を選び稼働させた。しかし、秋場所は新たにディスク方式の収録再生機を一台設置。すべての取組の再生が可能になった。
反町正郎チーフプロデューサー(CP)は「映像が良かったり、面白かったりした場合には、随時テレビ画面に流しています。ズームイン機能も加わったので、より迫力ある映像をお届けできるようになった」と話す。
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(検索用)
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