// INTRODUCTION
切迫する温暖化問題、急増するホームレス、果てない戦争と難民、行過ぎるグローバリゼーション、、気が滅入るほど顕在化してゆく社会問題を、クリエイティビティで格好よく解決してゆこうというコミュ。その担い手こそ、ソーシャルクリエーターズ。
まずは、世界中のソーシャル・クリエイティヴの動きをスクラップしたリソース集として機能してゆきます。ゆくゆくは、ソーシャルクリエーター同士が交流するフォーラムとなり、社会的ニーズとのマッチングの場になれば。といっても張りすぎず、時代の気分に任せてみようと思います。
デザインの足りないところにデザインを、デザインとソーシャルな活動(環境、貧困、戦争など社会問題にコミットする活動)をつなぐ、ニッポン発のソーシャル・クリエイティブ・レーベル [trigg] もよろしくお願いします。
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ソーシャル・クリエイティブ・ブックマーク
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ソーシャル・クリエーター・ブックマーク
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// STATEMENT
Creators' Social Responsibility = クリエーターの社会的責任とはなんだろうか。
ある物事は、それが生まれた瞬間に社会に広がるものではない。何らかのクリエイティヴな表現によって、その事実は生きた情報となり、社会へ広く伝播する。しかし、その情報には、いいものもあれば悪いものも含まれる。ときにその矛盾に苛まれるのは、クリエーターの宿命なのだろうか。
「クリエイティブな連中は、サイテーの身分で仕事をしている」とティーボー・カルマンは20世紀の終わりに嘆いたが、そのような無知ゆえの共犯者にならないために、クリエイティブな連中は何を知り、どう行動すべきなのだろうか。
ひとつささやかな事実がある。「デザインは世界を変えることができる」という紛れもない事実。現状を知ろう、情報のビジュアライズが思考をかきたてる。仲間を増やそう、キャッチーなメッセージは人々の関心を呼び起こす。クリエイティブなやり方で、目に見えるわかりやすい形で、フラットでオープンなネットワーキングで、ソーシャル・クリエーターは世界を変えてゆけるはず。
自分は何をうみだしているのか、自分のつくっているものはどこへゆくのか。その強く突き刺さるシンプルな問いかけに、いつも真摯でいられますように。
// REFERENCE
「文化やデザインは未来を創造するためにある」ティーボー・カルマン
ひとつささやかな解決策がある - 壁にひびを見つけよう。ごくわずかでも、起業家の中から気が違ったものたちがあらわれて、文化やデザインは自分たちの札入れを太らせるためにあるのではなく、未来を創造するためにあるという事実に理解を示すとしたら。(…)もしそんな起業家たちに出会ったら、ちゃんと話をしよう。そして彼らに、世界を変えるために金を使わせてやろう。
「生きのびるためのデザイン」ヴィクター・パパネック
デザインは、人間の本当の欲求にこたえるような道具となるものでなければならない。それは、革新的で高度に創造的な、そしてもろもろの分野を貫いたものとなるのでなければならない。それは、いっそう強く研究をめざすものでなければならない。そしてわれわれは、デザインのまずい品物や構造物で地球そのものを汚すのをやめなければならない。
「時代の新しい美学」馬場正尊
これからも新しいモノはつくられていくし、それによるチャレンジや新しい実験や技術がなければ発展はない。それをダイナミックに展開させるのもデザインの力だとすれば、ちょっと発想を変えてみること、小さなワンアクションを起こすことで、物事や状況にアフォーダンスを与える、それもデザインの潜在力だ。それらは等価に重要なことだということに気がついている。