思い出すと、それは『悲しい恋』のお話でした。
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自分の自作の小説『深海に映る月』についての設定・雑談・余話コミュニティです。(作成は1998年。改訂版2006年より執筆)
人はなぜ、他人を好きになるのかという想いの渦が
この小説の中に、一つの世界となって存在します。
いったい誰が主人公なのかという疑問については、今回改訂版を執筆するにあたって、決まりました。
詳細はコミュ内トピにて。
改訂のきっかけはヒロインの結末を変えたかった所以です。
以下、冒頭。
『そして、全てがおわったとき、
僕は、どこに向かえばいいんだろう。
かなうのなら、美奈。
君が、
僕の手をとってつれていってくれたらいいのにね。』東京、未里市。
11年前の謎の大量死傷者を出した過去から早々と月日は去り、私立大学、高等学校、医療機関、芸術施設とこの街は都心においても独自の発展を遂げていた。
いつしか人々は11年前の過去の経緯など忘れ平穏な生活の中、日々を満喫していた。
だが、日常に常に宿る、想いと、想いの掛け違い。それらは時として人を紛らわすに至る。
この街に操られるように無情な日々を貪る一人の青年、一色渓もまたそうであった。
何もない街。
あるように見えて、何もみえない虚ろなる街。
その地平の果てに彼は一人の少女と運命的な出会いを果たす。
彼女はどこか哀しい笑みを浮かべて渓にほほえむ。
やがてそれが迫りくる過去の怨恨と連なる悲劇の序章となることを、2人は知る術もなく‥