ビオアイランドネットワークSNS
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1.ビオアイランドネットワークの考え方
(1)島固有の文化の継承
島では自給自足を基本とした文化が発達し、島民一人一人の多彩な能力によって毎日の仕事がこなされ、また今日においても「物々交換」の仕組みが浸透している。このような都市とは異なる独特な時間や経済の流れは、都市に根付く貨幣経済では見落とされがちな相互扶助の仕組みとして息づいている。
(2)持続可能な島の環境と経済
島の経済は、市場の厳しい産地間競争に巻き込まれ、過剰な乱獲などで自然破壊が進行しているところもある。また高齢化や過疎化が進み産業従事者の減少という前提もある。こうした島の実情も踏まえ、またそれまでの島の文化を尊重しつつ、経済的にも環境的にも持続可能となる島のあり方を構築することが求められている。
(3)島の担い手のネットワーク
島で固有の課題に取り組む担い手にとって、彼らが情報交換できる機会は未だ乏しい。島の課題にチャレンジしている島の担い手と、他の島で同じように活動する担い手との相互交流や、島外の識者との意見交換など島を舞台に活躍する人々が交流する場を促進させることが必要である。
2.ビオアイランドネットワークの運営方針(案)
(1)島人ネットワーク(情報ネットワーク、活動データーベース)
島のまちづくりを島の中だけでやるのではなく、他の島や島の外の団体と情報を共有し、活動することのできる仕組みを作る。また類似した課題を抱えている島や、活動の担い手、そして担い手を求めている島を結ぶことで新しい島のまちづくりを実現させる。
(2)島外にも島風おこせ(島間交流イベント・シンポジウム)
情報だけではない、身近な関係としての交流イベントを企画し担い手や活動団体等に参加していただくことで、現実的な動きを活発化させてゆくことの支援をする。
(3)島のおすそわけショップ(島オンラインショップ)
島と一言で言っても北から南までさまざまな気候や風土、魅力がある。その魅力が地図のように一目見て伝えることができれば、それは島という地域としての幅の広さや、豊かさとしても表すことができるのではないだろうか。このようなバラエティーに富んだ島全体としてできるブランドのアピールをする。
3.ビオアイランドネットワークの組織イメージ
【島の担い手】 【有識者】
【島民】>【ビオ事務局】<【島の応援団】
【学生】 【顧問】
4.ビオアイランドネットワークのパイロット事業
・100年続く御所浦計画
100年続く御所浦計画とは、熊本県御所浦島でのビオアイランドネットワークと住民共同での環境資源を活かしたプロジェクトです。御所浦島でも日本のほかの地域と同じく人口減少、高齢化、担い手不足という問題を抱えています。この問題を解決するために、島の自然環境を世代を超えて利用していく仕組みを作りながらも、経済的な発展を望めるような方策を検討していかなくてはいけません。これを基本理念としながら下記の事業モデルを実施しています。
Ø御所浦.net>>http://
御所浦島住民によるオンラインショップ上での「おすそわけ」物産販売展開。島内での余剰生産物、例えば市場にのらない捨てられてしまう魚、害獣駆除のいのしし、見捨てられたみかんの木、島に自生するあかしやの蜂蜜などを扱う。また高齢化の進む御所浦島でおじいさんやおばあさんが干物一枚でも出せるような、住民参加型のオンラインショップでの物産販売目指します。
Ø御所浦.com>>http://
御所浦町の自治体のHP。御所浦町は今年の春他の2市7町と合併しそれを期に、御所浦町自体のHPがなくなりました。それをビオアイランドネットワークと御所浦町住民とで作成し、他の市町村のHPに無いような住民参加型の情報発信ツールを目指します。