- 詳細 2024年3月10日 07:31更新
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『なに？ 東京弁てぇのは標準語じゃないか？ そいつぁ違ぇ。今、使われてる標準語たぁ山手言葉なんでぃ』
■標準語と東京弁
──東京は芝・麻布・赤坂・四谷・麹町・牛込・小石川・本郷を山手といい、日本橋・神田・下谷・浅草・京橋および川向の本所・深川などが下町である。
東京弁といっても山手で使われていた言葉と下町で使われていたもの、また都市部と郊外とでは違いがあり、地域ごとにも独自の言葉がある。現代では山手のそれが標準語となっているが、一方で下町言葉は影の存在となり、その影も薄くなりつつある。
■東京弁とは
江戸弁という言葉もよく聞かれるが、東京弁との区別は他ならぬ明治維新の前か後かであろう。江戸弁は、江戸時代に江戸で使われていた言葉であるが、その頃の市街地というのは今よりもずっと狭く、明治になってから江戸が東京に改められてから今日に至るまで市街地もずいぶん広がり、東京弁にはもともと市街地ではなく農村や漁村だった地域の言葉も含まれているようである。
東京弁と一つ括りにせずに分類をすると、江戸弁、山手言葉、下町言葉、多摩弁になるという。
このコミュニティでは、これら４つの言葉を総称して東京弁としている。
■おくゆかしき東京弁
東京弁は落語の世界ではお馴染み、文学でも明治の文豪・夏目漱石の作品に下町言葉はしばしば登場する。 他に芸能人では、たけしの言葉をよく聞くと東京弁であることに気付く。永六輔は下町生まれ、落語の名門・林家一家も下町が本家。ドラえもんでお馴染み、大山ノブヨ代さんも下町育ちで「ひ」が「し」になってしまうそうな。木の実ナナさんは“美空しばり”に憧れて芸能界に入ったそうな。ご存知「男はつらいよ」は千葉寄りだが柴又が舞台。
■方言としての東京弁
てやんでぃ、べらぼう、あたじけない、ざっかけない、おっかない、ぞろっぺぇ、人つけ、など東京ならではの方言がある。
■その他
ちなみに埼玉および関東一円の言葉は東京弁と関係があり、似ている。
■この東京弁・下町言葉の魅力を、みなさんで語りましょう！
※ 出身はもちろん問いませんよ！下町生まれじゃなくても下町言葉が好きなら良し！管理人は埼玉の者でござんすから！
■下町言葉キーワード：（上記の文に含まれぬ語）
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