江戸幻想 ちょっと気になったので登録します。
江戸幻想とは、現代よりも江戸時代のほうが暮らしやすく、「人々が幸せであった」というような、現実否定としての【江戸賛美】に疑問を投げかけることが主眼です。
「人々が幸せであった」かどうかを判定する際に、自我が無かった時代と、現代を比較する訳ですから、とても難しい作業になると思います。
現代でも、自我があるような、無いような生き方をしている人々(金も無いのにパチンコするような)がたくさんいますが、ある意味とても幸せに見えます。昼間は3Kのような仕事を黙々として悲劇的ですが、身近にいる知人などを比較して、「自分も捨てたもんじゃない」と考えていられる訳ですから・・・やはり本当に、それはそれで幸せなのだと思います。
江戸時代を自分なりに研究していると、多くの【武士】は「慎ましやか」に生き、【町人】は「虚勢をはる」者と「小さくなって」生きるものが多く、「おおらか」に生きたのは一部の【商人】だけのようにも思えてきます。(また、【非人と呼ばれる方々も多くいました】)
同じ時代の外国の都市などと比べると、確かにある種の均衡を保っており、良い社会のうちに入るのだと思います。が、現代と比べて、江戸時代が幸せな時代だと賛美されるのは、とても違和感があります。
現代でも、自我を強く感じる人々にとっては、幸せに生きようとしなければ、幸せは得られません。
但し、あの時代、徳川幕府も素晴らしい仕組みを構築していると感心するところもたくさんあります。合衆国のようなもので300年も、ある種の均衡を保った訳ですから・・・。
そんな風に、リアルな江戸時代をいっしょに想像してみませんか?。
「はじめまして」はこちらからお願いします。
http://