お酒を飲んで車を運転して人を轢いてしまいました。
その場ですぐ救護すれば助かったかもしれない。
でも、「怖くなって逃げました」
私の友人である佐藤隆陸くんは、平成15年11月16日午前1時40分頃、飲酒運転の車に轢かれて死にました。怖くなって逃げた加害者は、お酒がずいぶん抜けた午前6時頃になって警察に出頭しました。
事故直前までビール、発泡酒を5.4リットル、焼酎コップ4杯、ウィスキー少々を飲み車を運転、さらに最後に飲んだ一本は事故の直前に車を運転しんがら飲みました。
しかしながら飲酒の検査では、事故から時間がたっていたため、呼吸1リットル中0.15グラムの酒気帯び運転の基準をわずかに超えただけでした。
「飲酒運転で事故を起こしても、逃げて時間がたてば運転時の状況がわかりにくくなり、危険運転致死傷罪の適用が困難になる」
結果は懲役3年(求刑懲役4年)の実刑でした…
飲酒運転をして、人の命を助ければ罪が重くなる。
飲酒運転をして、人の命を奪えば罪が軽くなる。
百歩譲って飲酒運転をすることがあっても、せめて命だけは救って欲しい。
法律は人間が作ったものです。
人間が作ったものであるがゆえに、よりよく変えていく必要がある。
明日、我々がなんらかの形で加害者となりえるのだから。
ひき逃げ被害者家族の署名活動に御賛同下さい。
http://