著述家。名直人。弘信の二子。明治文壇の権威。別号蒼々園。『女子政蜃楼』の処女作を発表。硯友社・紫吟社同人。小説『残菊』により世評を得て『黒蜥蜴』は深刻小説の代表作といわれる。その作風は社会の暗黒面を探り、常に異常人物の苦しみを描いた。著書『非国民』『和郎の父』などがある。昭和3年(1928)歿、67才。
(思文閣より)
明治後期を舞台とした悲惨小説、深刻小説で明治期文壇で注目を集めた奇才。破滅へまっしぐらの救いようのない人間達の心の闇を淡々と描く。
代表作 「変目傳(へめでん)」「亀さん」「今戸心中」「河内屋」「骨ぬすみ」「雨」「黒蜥蜴」等
時代背景も社会制度も今とは全く異なった明治の混沌を見つめ続け、その淵に沈んだ暗黒文士、広津柳浪の奇妙な半生と作品 それらを読み解こうとする無謀
困ったときには