スペインのギタリスト、マヌエル・バビローニのコミュニティです。巨匠ホセ・ルイス・ゴンサレスの高弟.
日本へは10度来日。2015年5月11日永眠。享年55歳。
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プロフィール:
「バビローニは「音の詩人」である。彼の音楽は情熱とポエムで満ち溢れてる。荘厳で感受性豊かな音で歌い上げる演奏家として輝きを放っている。」
音楽誌スタッカート(ドイツ)
マヌエル・バビローニは父から音楽を学び始める。ホセ・ルイス・ゴンサレスに師事、同時にビセンテ・アセンシオの夫人で作曲家のマティルデ・サルバドール女史のレッスンを受ける。
1983年、第18回タレガ国際ギターコンクール(スペイン)に於てタレガ賞受賞。
1986年、サンティアゴ・デ・コンポステーラで開催された第24回スペイン音楽国際講習会に参加。優秀生としてモラレス賞、優秀ギタリストとしてラミレス賞受賞。
1981年より演奏家としてスペイン国内、ヨーロッパ各国、南米、日本で定期的に演奏。バビローニはカステジョン高等音楽院講師、そしてエステージャ、アルバイダ、ヴィラファメス、カステジョンで行われる国際ギター講習会の講師を務める。
ファーストCDではスペイン人作曲家の作品を収録し、「このCDは、間違いなく、私が今まで聴いたタレガの録音ではベストのものである。」とイギリスのクラシカル・ギター誌ジャン・デ・クロエによって評された。
バビローニの情熱的で感受性豊かな演奏は現代の作曲家がギターのために作品を書くことに興味を示し、彼のために次のような作品が献呈された。
●ジョセップ・パスクアル作曲
「ソナタ」(2000年)、
「ヴィラファメスのトリプティコ」(2000年)
●藤井敬吾作曲
「夕暮れ〜マエストロ・J.L.ゴンサレスに捧ぐ〜」(2002年)
●ニコラ・スタルセビッチ作曲
「シリウス」(2004年)
●ラモン・パウス作曲
「イルタ」(2006年)
バビローニは「この国においてもっとも人気のあるクラシック・ギタリストのうちの一人である。」とスペインの音楽雑誌アマデウスの評論家、J.メヒーアスは位置づけている。またスペイン国外でも「最も洗練されたクオリティの高いギタリスト。」とアイリッシュタイムズ紙のB.ボイデルは評している。
〜2006年来日公演プログラムより〜
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