アニマルトラッキング

アニマルトラッキングとは、動物（哺乳類だけでなく、全ての動物）の痕跡から様々な情報を得ることです。もともとは、動物の痕跡から動物を追跡し、狩猟するためのテクニックでした。
アニマルトラッキングのテクニックを使うと、それを残した主（種類）を知ること、その存在(分布）を知ること、何をしていたのか想像（推察）すること（個体の行動から個体間行動・社会行動まで解ることがある）、そして保全生物学(野生動物保全管理学）の間接的な情報を得ることなどができます。

平たくいうと、動物の足跡、食べ跡(食痕）、糞、その他の痕跡(休み跡、角などを問いだ跡、巣などにした跡、におい、落ちた毛等々）を楽しんじゃう、ということですね。

楽しむということは、まずは「痕跡＝面白い・不思議！を発見して教えあう」「何だか想像する=意見を交換する」「調べたり観察したりする」「わかったらファイリングする＝データにする＝みんなの共有財産」ということとし、「あわよくば、科学的な何かに活用する」ところまでいったら面白いね、ということにしたいと思います。

対象は、哺乳類だけでなく、鳥類・爬虫類・両生類・魚類・昆虫類、その他軟体動物や環形動物などなど動く生き物なら人間も含めてＯＫ。植物なども菌類の影響で面白い形になってしまうことがあり、そういうのもあり、ですね。面白い、と思えるものならあり、ということで。

一つ決まりごと、として、「合言葉」あるいは「他者の発見や意見を受け止める言葉」を決めたい、と思います。それは、「目からウンコ」です。お忘れなく！

※どういう意味かというと･･･(蛇足！？）。「目からウロコが落ちる」と同じようなこと（あることをきっかけとして真相や真実が急にわかるようになること）が。痕跡（特に糞＝ウンコ）を通して起きることをいう時に使う専門用語が「目からウンコ」なのです（もちろんジョーク）。