NINE INCH NAILS ナイン・インチ・ネイルズ
1965年 5月17日:マイケル・トレント・レズナー、ペンシルバニア州マーサーに生まれる。
●兄弟は妹が一人。両親はトレントが幼少の頃に離婚。祖父母のもとに引き取られて育つ。クラシック・ピアノの教育を受ける。同時にロックにも目覚め、クイーンやピンク・フロイドなどに夢中になっていた。その後、大学に進学し、コンピューターを専攻するも1年で中退。
●プロのミュージシャンを目指し、オハイオ州クリーブランドへ引っ越す。
●クリス・ブレナ(後のNINのドラマー)と共同でアパートを借り、リハーサル・スタジオのトイレ掃除のバイトをしながら、ピーナツ・バター・サンドイッチしか食べられない苦しい生活を送る。
●デモ・テープを送り付け、好反応を示してくれたインディー・レーベルのひとつ=TVTレコードと契約を交わす。
1989年:デビュー・シングル"ダウン・イン・イット"(halo 1 ※)リリース。
1989年 11月:デビュー・アルバム『プリティ・ヘイト・マシーン』(halo 2)リリース。当初はほとんど話題にもならなかったが、最終的には150万枚を越すセールスを記録。
1990年:シングル"ヘッド・ライク・ア・ホール"(halo 3)リリース。
1990年:シングル"シン"(halo 4)リリース、ちなみにカップリング曲はミニストリーのアル・ジュールゼンセンのプロデュースによるクイーンのカバー曲"ゲット・ダウン・メイク・ラヴ"。
●この頃からTVTレコードと折り合いが悪くなり、創作上の完全な自由を求めて法廷闘争へ。
1991年 夏:第1回ロラパルーザに出演。 秋:ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズの指名を受け、ロンドンのウェンブリー・アリーナ公演を含む3回の欧州コンサートで前座を務める。
●インタースコープ・レコードと契約、同時に自身のレーベル、ナッシングを設立。
1992年 9月22日:EP『ブロークン』(halo 5)をリリース、ビルボード初登場7位を獲得。"ウィッシュ"は92年度グラミー賞ベスト・メタル・ソング受賞。特殊なボーナス・トラック形態や、放送できないビデオ・クリップ"ハピネス・イン・スレイバリー"も話題に。
1992年 11月19日:『ブロークン』のリミックスEP『フィックスト』(halo 6)をリリース。リミキサー陣は、コイル(後にナッシングと契約)ブッチ・ビグ、ジム・フィータス他。
1994年 3月1日:シングル"マーチ・オブ・ザ・ピッグス"(halo 7)リリース。
1994年 3月8日:セカンド・アルバム『ザ・ダウンワード・スパイラル』(halo 8)リリース、ビルボード初登場2位。LAタイムスで94年に最も期待されたアルバムの1枚に選ばれる。このアルバムは、かつてチャールズ・マンソンが女優のシャロン・テートらを殺害したテートハウスにてレコーディングされた。
1994年 5月30日:シングル"クローサー・トゥ・ゴッド"(halo 9)リリース。
●ジョイ・ディヴィジョンのカバー"デッド・ソウルズ"を収録したサウンドトラック・アルバム『ザ・クロウ』がリリースされる。
●オリバー・ストーン監督作品『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のサウンドトラック・アルバム監修を手がける。NINは新曲"バーン"他2曲を提供。
●ウッドストック94に出演、強烈なパフォーマンスで聴衆に最も印象深いアクトとして記憶される。
1995年 5月30日:リミックス・アルバム『ファーザー・ダウン・ザ・スパイラル』(halo 10)リリース。アメリカ盤とインターナショナル盤で収録曲の違う2種類が発売された。リミキサー陣は、前作に引き続きコイルやジム・フィータスの他、エイフェックス・ツインやリック・ルービンなど。
●デヴィッド・ボウイの要請を受け、ツアーで共演。同時期にボウイのシングル"ハーツ・フィルシー・レッスン"のリミックスも手がける。
1996年:ナッシングとの契約第1号バンドで、トレントがプロデュースしたマリリン・マンソンのセカンド・アルバム『アンチ・クライスト・スーパースター』が全米初登場3位を記録する。
1997年 2月:トレントが監修を手がけたデヴィッド・リンチ監督作品『ロスト・ハイウェイ』のサントラが発売。新曲「パーフェクト・ドラッグ」の他にトレント・レズナー名義で2曲提供。
1997年 5月:『ロスト・ハイウェイ』に提供された "パーフェクト・ドラッグ"のリミックスを集めた"パーフェクト・ドラッグ〜ヴァージョンズ"(halo 11)をリリース。リミキサー陣はミート・ビート・マニフェスト、プラグ、ジ・オーブ、スペースタイム・コンティニュームなど。
1997年 1月25日:2本組ビデオ作品『クロージャー』 (halo 12)リリース。1本目はライヴ映像、2本目はこれまでのクリップ("ハピネス・イン・スレイバリー"も含む!)を集めたもの。
●この頃すでに、ニュー・アルバムの発売がいっこうに見えない状態におちいり、ファンをやきもきさせ続ける。
1998年 9月10日:MTVビデオ・ミュージック・アワードの放送中にニュー・アルバムのCMがオン・エア。バックには新曲が流れた。
1999年 8月:ニュー・アルバムからの先行シングル「ザ・デイ・ザ・ワールド・Eェント・アウェイ」 (halo 13)をリリース(日本発売 8/18)。
1999年 9月:最新アルバム『ザ・フラジャイル』 (halo 14)リリース。
2000年 1月:初来日公演2000年1月アルバムからの2ndシングル「ウィ・アー・イン・ディス・トゥゲザー」 (halo 15)日本発売。 アルバムリリース後全世界を精力的にツアー
2000年 11月:リミックス・アルバム『シングス・フォーリング・アパート』(halo 16)リリース。 その後一時活動休止し、突如このライヴ盤と映像を同時リリース!
2002年 3月:ライヴCD&DVD『ナイン・インチ・ネイルズ・ライヴ:アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン』(halo 17)リリース。
2004年 10月:トレントがプロデュースしたザック・デ・ラ・ロッチャの新曲「We Want It All」が『触発 華氏911』に収録される。
2004年 11月:『ザ・ダウンワード・スパイラル』のデラックス・エディション(ハイブリッドCD/SACD仕様)がリリース。日本発売は2005年3月。
2005年 4月18日:6年ぶりのニュー・アルバムからのファースト・シングル「ザ・ハンズ・ザット・フィーズ」(halo 18)インターナショナル・リリース
2005年 4月28日:4thアルバム『ウィズ・ティース』(halo 19)日本先行発売。海外発売日は5月2日。
(注) ※ halo〜:NINのリリース作品につけられている通し番号