Ingo Gunther /インゴ・ギュンター
「ワールド・プロセッサー」
http://
「難民共和国」
http://
1957年、旧西ドイツ、ハノーファー生まれ、77年よりフランクフルト大学において、民族・文化人類学を学び、'78年より、デュッセルドルフ芸術大学においてナムジュン・パイクに学ぶ。'81年より,米国政府が一般提供を始めたNASA(米国航空宇宙局)の地球資源探査衛星ランドサットからの画像データを解析し、活用を始めた。'87年、西独カッセル市で開かれた、現代美術のオリンピック「ドクメンタ8」に出品した作品「C31」は代表作といえる。その後は自らの作品制作のかたわら、ケルンのメディア・アート・アカデミーでビデオ・アートを教える。'92年東京で個展開催。ライフワークとして位置づけられている、発光する地球儀上に環境問題を表現した「ワールド・プロセッサー(World Processor)」や、インターネット上に仮想の共和国を構築し、超領土的な国家形成のプロセスを探る実験的プロジェクト「難民共和国(Refugee Republic)」に取り組む。