ポル・ポト(Pol Pot、1925年5月19日 - 1998年4月15日)は、カンボジアの革命家。本名、サロット・サル(Saloth Sar)。 1976年から1979年までクメール・ルージュのリーダー、および民主カンプチアの首相、独裁者。 彼の支配中に多数のカンボジア人が虐殺された。
1940年にホー・チ・ミンのインドシナ共産党に入党、フランスに反抗する。1963年からカンボジアを拠点として活動。民主カンプチアの首相となるがベトナムとの関係が悪化し戦争状態になる。ベトナムの背後にソ連の影を見る中国はポル・ポトを支援。原始共産制(科学や工業が発展することは貧富の拡大につながり共産主義の理想を崩すと考えた理論)を重視するポル・ポトはカンボジアの知識階級の抹殺を計り1970年代までに100万の人民を虐殺した。その後ポルポトは実権を失いジャングルでゲリラ活動を展開するが、90年代にはいり抵抗運動に疲れ政府に投降した。