アントン・ブルックナー(Anton Bruckner 1824-1896 オーストリア)の交響曲の中でも、特に第4番が好きだという人が集まるコミュニティです。
交響曲第4番変ホ長調は、『ロマンティック』という名で知られ、ブルックナーの交響曲の中では唯一、表題を持った曲です。彼の交響曲の中でも最も有名で、演奏機会も多く、ブルックナー交響曲の入門編としても最適です。とてもわかりやすいし親しみやすい旋律の宝庫ですし、実際ブルックナーの最初の成功となった記念碑的な一曲です。
「ロマンティック」という表題は、ブルックナー自身が第1稿に直接書き込んだものです。この曲について「中世の町のあかつき、野へ走り行く馬上の騎士、森のささやき、...このようにしてロマン的な絵画が展開する」と自身で語ったとされています。
第1楽章はブルックナーの全交響曲で最も有名で親しみ易い曲です。美しく流麗に流れるホルンの旋律と、ダイナミックに高まるオーケストラの華麗な響きが、最高の聴きどころです。森の夜明けを描写してると言われますが、大自然や宇宙をも感じさせてくれるほどの曲です。
第2楽章は葬送行進曲かレクイエムのように静かに響く落ち着いた曲です。管弦楽曲の中では珍しくビオラ群の長大なパッセージが渋い魅力を放っています。
第3楽章では『中世の騎士が、馬に乗ってさっそうと狩に出かける』シーンを描いているそうです。ホルンを中心として明朗快活に曲は進みます。
第4楽章は後期の交響曲に匹敵する規模を持った素晴らしい内容です。第1楽章や第3楽章のリズムが再現されながら、曲は最高潮に高まります。終結部、最後の最後は神のいる天上への階段を一歩一歩上がって行くように感動的な終わりを迎えます。
作曲年代:第1稿;1874年1月2日〜11月22日(ノヴァーク版第1稿)第2稿;1878年1月18日〜12月(ノヴァーク版第2稿、ハース版)新フィナーレ;1879年11月19日〜80年6月5日、81年、86年
初演:1881年2月20にハンス・リヒターの指揮(第2稿)
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