アントン・ブルックナー(Anton Bruckner 1824-1896 オーストリア)の交響曲の中でも、特に第5番が好きだという人が集まるコミュニティです。
交響曲第5番変ロ長調は、第4の第1稿完成後の1875年からに作曲が開始され、途中、第2の第2稿及び第3の第2稿を完成させながら、3年弱をかけて完成されました。しかしそのスコアは完成後長い間眠っていました。現在普通に聴かれる第3の第3稿)や第4の第2稿よりも早くにできあがっていたのです。
初演は、ブルックナーが作曲家としての名声が高まった最晩年の1894年4月8日に、グラーツでフランツ・シャルクの指揮でようやく行われました。但しシャルクによる改訂版です。その後死の年1896年に出版された総譜は、そのシャルク改訂版で、シンバルが鳴り別働隊のブラスが加わるというものでした。
この曲は金管楽器によるコラールが頻繁に出てきますし、フーガをはじめとした厳格な対位法的手法が目立ちます。ブルックナー自身はこの交響曲を「対位法的」交響曲あるいは「幻想風」交響曲と呼んでいたらしいです。
大聖堂など、とてつもなく巨大で荘厳なゴシック建築をを連想させるような曲想と、フィナーレで見られるの巨大な二重フーガなどの構築性や力強さにおいて、第8と並び立つ傑作という評価もあります。実際かなり難解な面も持ち合わせていますが、良くも悪しくも最もブルックナーらしい交響曲と言えるのではないでしょうか。
またブルックナーの交響曲としては珍しく改訂されていません。よって原典版であるハース版(1935年)、ノヴァーク版(1951年)にも誤植の修正程度の違いしかないのも特徴です。原典版の初演は、1935年10月20日ミュンヘン ジークムント・フォン・ハウゼッガー指揮でハース版により行われました。
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