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ジャングル黒べえ

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詳細 2019年1月3日 17:10更新

 タイムリーで、再放送でジャングル黒べぇが大好きだった人。
 残念なことに差別問題が過敏になった時代により闇に葬り去られ二度と再放送・DVD化がされない藤子不二雄作品。(2006年現在)

 べっかんこー!!!が妙に気に入っていた人☆
 パオパオを飼いたいと思ってた人★
 赤べぇの『ピキ』を密かに気に入っていた人☆
 黒べぇより実はガックが気に入っていた人★

 ・・・・などなど好きな人みんな集まれ♪


 『ジャングル黒べえ』は、昭和48年小学館の各学習雑誌に連載された作品です。作者は藤子・F・不二雄(当時の表記は藤子不二雄)。テレビアニメは毎日放送系で昭和48年3月2日〜9月28日にわたり放映されました。当時、日本テレビ系で放映されていた旧作版アニメ『ドラえもん』(昭和48年4月1日〜9月30日)と時期的にほぼ重なります。

 この作品の大きな特徴は、藤子作品としては非常に珍しくテレビアニメの企画が先行する形で連載がスタートしたという点です。その為に、作品の大まかな背景やキャラクターの設定などは藤子F先生自身に依るものではなく、後に藤子F先生自身が「味をひきだせなくて苦労した」と語っています。
 この『ジャングル黒べえ』の企画ですが、実はこのキャラクター原案は当時Aプロダクションに在籍していた宮崎駿氏(!)によって考えられたもの。『ジャングル黒べえ』は藤子先生と宮崎駿氏を結ぶ数少ない接点のひとつとも言えるでしょう。

 さて、こうして始まった『ジャングル黒べえ』ですが、アニメについては出崎統監督の手により非常にクオリティの高い出来となっていましたが、裏番組に強力な子供番組(「ウルトラマンエース」→「ウルトラマンタロウ」)を迎えてしまったが為に半年で終了する結果となってしまいました。
 また、漫画自体の人気も、連載当時はあまりパッとしたものではなく、アニメの終了と時をほぼ同じくして一年も持たずに終了。ここにて『ジャン黒』の歴史は原作・アニメともに一旦幕を閉じます。

 …とは言え、作品自体がここで消えてしまったわけではありません。昭和50年代に入ったあともアニメは再放送が繰り返され、子供たちの間で作品は認知されていました。
 そして『ドラえもん』のヒットによる藤子不二雄作品の相次ぐ単行本化の流れの中、昭和53年10月に「てんとう虫コミックス」ブランドにて『バケルくん』1・2巻が同時刊行。このとき、2巻にこの『ジャングル黒べえ』が10話同時収録されたのです。
 これにより、作品自体はとっくに終了したとは言え、昭和50年代はアニメも原作も子供たちの間で親しまれる環境にあったと言っても良いでしょう。

 そして昭和59年、週刊の藤子漫画全集「藤子不二雄ランド」が中央公論社から刊行開始。これにより、昭和62年に藤子不二雄ランドVOL.175として『ジャングル黒べえ』は初めて一冊の単行本にまとめられました。ファン待望の刊行です。

 以上のような経緯から『ジャングル黒べえ』再評価の機会が高まりましたが、暫くして『ちびくろサンボ』問題に端を発する「黒人差別問題」が沸き起こりました。
平成元年7月、大阪府の市民団体である「黒人差別をなくす会」が正式に小学館に対して抗議。これを直接のきっかけとして、小学館は関連該当書籍を回収。さらに、小学館が中央公論社に要請するという形で同社刊行分の『ジャングル黒べえ』単行本・関連書籍は回収となり、現在に至っています。

 原作漫画が回収されただけではなく、その後テレビで再放送されることもなく、『ジャングル黒べえ』現在では闇に葬りさられた存在となってしまいました。まさに不遇の藤子作品の代表格と言っても良いでしょう。

※ジャングル黒べえ小事典より抜粋
http://www17.big.or.jp/~yonenet/fujiko2/kurobee/

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