「Occupy Wall Street(ウォール街を占拠せよ)」のスローガンで全米及び世界に伝播し現在も拡大中であるウォール街占拠デモについて、興味を持った人やもっと知りたい人が集い語るコミュです。
9月からツイッターやフェイスブックを通して広まってきた抗議活動が、10月1日にニューヨークのマンハッタンで700人以上の逮捕者を出すまでに拡大し、日本でも報道されるようになりました。
GDP第一位を続ける自由の国アメリカで広がる経済格差、そして上がり続ける失業率と大学の学費、その一方で「ウォール街は強欲資本主義の象徴」と批判する市民運動が呼び起こした抗議運動です。
リーマンショック以降年単位で無職となる人がアメリカでも増え、貧困層が拡大しています。
工場は人件費の安い海外へ移転しているので、雇用流動性が乏しくなり一度失業すると以前と同程度の年収を維持することさえ難しくなっています。
日本ではあまり知られていませんが、アメリカの主要大学の学費は多いところだと四年間で約1500万円近くにもなります。
15年前くらいまでは、アメリカの公立大学の学費は安く、奨学金もそれなりに充実していました。
しかし,2000年代になって状況は一変ます。
国公立大学の学費はあがり続け、10年前の2倍〜3・4倍になり、現在もなお値上がりが続けています。
奨学金も削減され続けて崩壊状態。 ほとんどがローンに置き換えられました。
ところがその学生ローンが高利息・破産しても免責されないというトンデモローンでした。
またデモ参加者たちは、 ウォール街を貧富の格差を作り出す米国経済の象徴とみなしています。
ウォール街の金融腐敗と、彼らの高額な報酬や贅沢な暮らし、金銭により政治への影響力を強めていることに抗議しています。
抗議の相手は金融機関だけではなくその矛先は行きすぎた市場原理主義や、弱者を切り捨てる資本主義の暴走に向けられています。
配布されるパンフレットには「私たちは99%」とあり、ごく少数の富裕層に対する敵意をむき出しにしています。
「俺たち。99%の側だ!」と叫んでるデモ隊を階上から見下して、笑いながらシャンパンを飲む1%の金融街の方々。 テレビで全世界に報道され「火に油」を注いだ映像です。
Wall Street Mocks Protesters By Drinking Champagne 2011
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ウォール街に象徴される1%の人々が集めた富を、先進国で拡大する若者の貧困層に再分配を求める動きが世界中で広まっています。
ウィキペディア:ウォール街を占拠せよの年表
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2011年6月9日 – カナダの反消費主義(英語)雑誌「アドバスターズ」がoccupywallstreet.orgというドメイン名を登録。
7月13日 – アドバスターズがウォール街での平和的なデモ運動を提案する[3]。