ドストエフスキー Dostoevsky
1821-1881
19世紀ロシア文学を代表する巨匠
1846年処女作である「貧しき人びと」で絶賛を受けるが、空想的社会主義に関係し、逮捕され、シベリアへ流刑。
出獄後、「死の家の記録」「地下室の手記」「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフ兄弟」等、現代の予言書とまで呼ばれた文学を創造した。
己自身の体験を冷静に解析し、裏打ちされた叙述は、人間の深層心理を鋭く、照射している。人間を以上でも以下でもなく描写できる数少ない作家の一人であり、真似をすることが困難な作家の一人である。