フェヌグリーク(学名Trigonella foenum-graecum、フェネグリークとも)は香辛料の一種で、マメ科の一年草植物。別名コロハ(胡廬巴)、メッチ。地中海地方原産で、古くから中近東、アフリカ、インドで栽培された。
枝分かれしながら60cmほどにまで成長し、黄色か白い花を咲かせた後に細長い豆果を付ける。種子は、メープルシロップ様の香りと若干の苦味をもつ。全草を牧草とするほか、種子をスパイスとしてカレー粉などに用いたり、また、もやしとしても利用されている。アフガニスタンではデザートとして種子を入れた甘い粥を作り、イエメンでは、種子を水に浸してズーグという調味料を作る。種子を水に浸してから挽いたものを南インドの軽食ドーサの生地に入れることもある。
インドとイランでは、苦味のある葉を葉菜として利用する。葉はインドではカソーリ・メティ(kasōri methi)、イランではシャンバリーレ(شنبلیله)と呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オススメゲーム
困ったときには