別名:境界性人格障害、境界型人格障害 基本概念:ボーダーライン、境界例
DSM-III[1980年]以降による診断名「Borderline Personality Disorder」から、よく「BPD」と専門領域では略される。
「DSM-IV-TR・邦訳版[2002年]」では、人格障害(Personality Disorder)内のB群人格障害(Cluster B Personality Disorder)に分類される。
DSM-IV-TRの診断基準では、以下9項目のうち5つ以上を満たすこととなっている。
【一般的に言われる境界性人格障害の症状】
●不安定で極端な対人関係しか持てない
●相手のことを「好き」か「嫌い」かどちらか両極端でその中間が存在しない
●好きな人に見捨てられることへ異常な恐怖感を感じる
●人の気をひくために自傷行為や自殺未遂を繰り返す
●浪費・アルコール中毒・薬物依存・性的な逸脱・過食・暴走行為など自己破壊的な行動が目立つ
●自分がどんな人間なのかはっきりわからない
●常に喪失感を感じ、満足する事がない
●特定の人との密接な二者関係をつくり、だんだんと依存し、極度な束縛をしてしまう
●考え方が「白か黒か」「All or Nothing」
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