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ヴワディスワフ・スタレーヴィチ

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詳細 2021年10月23日 01:11更新

ロシアの古いアニメーション作家。
昆虫の動きなどは、昆虫を実際に動かして撮った昆虫虐待かと思われたほどだとかw。
代表作は、『カメラマンの復讐』(1912 モスクワ 13min.)


* * * * * * * *
帝政ロシア時代おそらく唯一のアニメーション作家にして、世界最初の人形アニメーション作家。
1882年、モスクワ生まれ。その後、当時ロシア領だったリトアニアのコヴノ(現カウナス)、ヴィルノ(現リトアニア首都ヴィルニュス)へ。
最初に動かした虫は、クワガタムシ(『うるわしのリュカニダ』)。
後に帝政ロシア最大の映画会社となるハンジョンコフ社に誘われて(なんでも仮面舞踏会の衣裳コンテストに3年連続で1位をとったからだとか・・・)、そこでカメラマンや監督の仕事を続けながらアニメーション制作に励む。代表作『カメラマンの復讐』は、ハンジョンコフがパリで公開、ロシア映画の国外上映第一号となった。当然、観た人々はアニメーション技術を知らず、昆虫を調教した、あるいは昆虫の死体を写した写真を組み合わせて作ったなどと勘違いしたらしい。
帝政ロシアの崩壊、ロシア革命が勃発、皇帝に作品を献上していたスタレーヴィチは、身の危険を感じたか、1919年、イタリアへ出て、さらにフランスに一家で亡命。引き続きアニメーション制作に打ち込む。
1965年没。


* * * * 作品リスト * * * *
実写ものも含めると、まだまだ途上かと思われます。加筆・訂正などありましたら、どしどしお願いします〜。

『うるわしのリュカニダ、またはカミキリムシとクワガタムシの戦争』(1912)
『ゆかいな動物たちのくらしの情景』(1912)
『カメラマンの復讐』(1912)
『THE INSECT'S CHRISTMAS』(森のクリスマス)(1913)
『アリとキリギリス』(1913)
『昆虫たちの航空週間』(1913)
『恐ろしい復讐』(1913)(実写によるトリック撮影)
『降誕祭前夜』(1913)(実写によるトリック撮影)
『ペガサスと雄鶏』(1914)
『ベルギーの百合』(1915)
『肖像画』(1915)(実写によるトリック撮影)
『THE FROGS WHO WANTED A KING』(1922)
『VOICE OF THE NAIGHTINGALE』(1923)
『蛙の国』(1923)
『路上で歌う少女』(1924)
『アリとキリギリス』(1927)
『蝶の女王』(1927)
『町のネズミと田舎のネズミ』(1927)
『蝉と蟻』(1927)
『可愛いパレード』(『鉛の人形』)(1928)
『魔法の時計』(1928)
『マスコット(悪魔の舞踏会)』(1934)
『キツネ物語』(長編1930-38)
『WINTER CAROUSEL』(1958)
『Le Lion Devenu Vieux』
『Fleur de Fougere』
『Fetiche en Voyage de Noces』
『クリスマス・イヴ』(実写?)
『パペット・ラブ』

* * * * DVD情報 * * * *
こちらも手持ちと皆さんからいただいた情報、ネット情報を元に挙げてみましたが、加筆・訂正などお待ちしております〜。

『The Cameraman's Revenge & Other Fantastic Tales』(アメリカ)
「THE CAMERAMAN'S REVENGE」
「THE INSECT'S CHRISTMAS」
「THE FROGS WHO WANTED A KING」
「VOICE OF THE NAIGHTINGALE」
「THE MASCOT」
「WINTER CAROUSEL」

『Les Contes de L'Horloge Magique de Ladislas Starewitch』(時計の物語)(フランス)
「路上で歌う少女」、「可愛いパレード」(「鉛の人形」)、「魔法の時計」の3本をつなげて、音楽をつけて1本にした作品とのこと。

『魔法の時計』(フランス)
DVD+フィルムブック

『Le monde magique』(フランス)
「Le Rat de Ville et le des Champs」(「町のネズミと田舎のネズミ」)
「Le Lion Devenu Vieux」(「年老いたライオン」)
「The Mascot」(「マスコット(悪魔の舞踏会)」)
「Fleur de Fougere」(「シダの花」)

『Le Roman de Renard』(フランス)
ルナールの『狐物語』を題材とした長編。ボーナスとして「Fetiche en Voyage de Noces」などが入っているそうです。


* * * * * * * *
スタレーヴィチの名前の記述には、各説ありです。
上がラディスラウだったり、ラディスラフだったり、ヴワディスワフだったり、下がスタレヴィッチやスタレーヴィッチ、スタレービッチ、スタレビッチだったりも。
2006年12月17日、おかだえみこさんの著書にならって、コミュニティ名を変えさせていただきました。


* * * * 参考書籍 * * * *
『ロシア・アニメ アヴァンギャルドからノルシュテインまで』(井上徹著・ユーラシア・ブックレット74 東洋書店)
『人形[パペット]アニメーションの魅力』(おかだえみこ著・河出書房新社)
『ユーロ・アニメーション』(フィルムアート社)


* * * * ドキュメンタリー作品 * * * *
『コガネムシの調教師』(ポーランド・リトアニア 2008 53分)
パペットアニメーションのパイオニア、ヴワディスワフ・スタレーヴィチの作品とその生涯についてのドキュメンタリー作品。スタレーヴィチは、映画のジャンルを確立した、唯一のポーランド人である。モスクワで生まれ、リトアニアとエストニアで育ち、カナウスで初めての映画を制作し、その後モスクワで、十月革命のあとにはフランスで作品を制作。「ヨーロッパのディズニー」の異名を持つ。本作は、(ポーランドで最も有名で歴史あるアニメーションスタジオである)セ・マ・フォルがプロデュースし、ポーランドのマレク・スロベツキと、リトアニアのリナス・アウグティスの二人が監督を務めた。
(イメージフォーラムの「ポーランドアニメーション映画祭2011」のプログラム冊子による紹介文を土台としました。NHKもクレジットに入っており、この作品が制作された2008年に、日本のNHK-BSで放映されています)

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2005年7月27日

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カテゴリ
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