◆コミュニティの説明
勤労者の主にメンタルヘルス対策としてEAPというサービスプログラムが企業に普及しつつあります。EAPは、Employee Assistance Programの略称であり、日本では一般的に「従業員援助プログラム」などと訳されています。
アメリカが発祥であるEAPは、現在、全世界で広く普及しています。日本でも近年、EAPがマスコミなどで頻繁に取り上げられるようになり、企業の人事・労務管理担当者を中心に広く認知されるようになってきています。
EAPは、従業員および家族と同時に、企業組織に対して提供される総合的なサービスといえます。勤労者個人へのサポートと同時に組織全体のパフォーマンス向上を目指す点が、従来からあるカウンセリングサービスと異なった特徴といえます。
◇EAPの定義(国際EAP協会, 2003年)
Employee Assistance ProgramまたはEAPは、以下の2点を援助するために作られた職域におけるプログラムである。
1)職場組織が、生産性に関連する諸問題に着手をすること。
2)従業員であるクライアントが、職務上のパフォーマンスに影響を与えうる個人的問題(健康、結婚、家族、家計、アルコール、薬物、法律、情緒、ストレスなどを含むが、 これらに限定されるものではない)に気づき、解決をすること。
◇EAPプログラムガイドライン
A.問題の把握/アセスメントおよび紹介
B.危機介入
C.短期の問題解決対応
D.モニタリングおよびフォローアップ
E.組織のリーダーのトレーニングサービス
F.組織のリーダーへのコンサルテーション
G.組織へのコンサルテーション
H.プログラムの推進と教育
このコミュニティでは、EAPに従事するカウンセラー/コンサルタント(臨床心理士・精神保健福祉士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタントなど)が集い、現場での日々の思いや難しさをプライバシーには十分配慮する形で共有し合えたらと思っています。
また、EAPに興味がある学生の方も、もちろん参加を歓迎しております。
◆関連リンク集
【産業カウンセラー】
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【臨床心理士の集い】
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【精神保健福祉士】
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【キャリアカウンセリング】
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【メンタルヘルス・マネジメント検定】
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【EAP】
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