人間および、動物の空間認知、時間認知とそれに
かかわる脳情報処理に関して新しいアイデアを思いついたので、コミュニティをたてることにした。
そのアイデアとは、空間認知には大きく分けて
3つの種類がある、というものである。
その3つとは、環境空間認知、物体空間認知、
身体空間認知である。その三つは、脳の別の
場所で処理されると同時に、お互いが相互に
情報を交換し合う。
これは、空間認知に関する新しい仮説である。
この仮説の検証をすることが、このコミュニティの
目的である。
更に、空間を時間と融合して、拡張した時空間認知という概念を提唱したい。とりあえずは、
人間の空間が時間と同時に認知される、という仮説を検証する場としたい。
時間にも、大きく3つの枠組みがある。
ひとつは、現在。これは感覚記憶、作業記憶を
拡張したとしても、せいぜい30秒のオーダーで
ある。これを逆に回すことによって、短期の予測
が可能になる。(運動予測、自動車の運転など)
2つめは、過去。数十秒より前の、短期的過去、
1日以上前の長期的過去、がある。これらにはいずれも
記憶が必須である。技能及び系の働きを、「学習」
ともいう。
3つ目は、将来。30秒以上の未来に対しては、
計画を立てなければ本格的に予測できない。これには
かなり高次な働き、たとえば前頭前野でおこなわれる
働きが関与すると思われる。
以上、3つの空間と3つの時間、これらを組み合わせた
人間の時空間認識について考えてみたい。