NHKスペシャルコミュの2008,6,20放送　　追跡・秋葉原通り魔事件

６月８日、秋葉原の歩行者天国で起きた“通り魔殺人事件”。
17人を殺傷した加藤智大容疑者（25）は、殺人予告と凶行までのプロセスをネット上の掲示板で実況していた。このような“劇場型の殺人”はこれまで例がなく、その不気味さと凶悪さは社会を大きく震撼させた。

いったい、なぜ容疑者はこのような凶悪な事件を起こしたのか。彼の生い立ち、供述、ネットへの書き込み、周辺の証言などから浮かび上がってきたのは、今の社会の歪みを象徴するキーワードである。
「家族の崩壊」「”派遣”労働の不安」「社会からの孤立」。

今年３月に土浦で起きた通り魔殺人など、同様の事件は最近多発。当局も「これまでの犯罪ステージを超えた新たな段階に突入してしまった」と戸惑いを隠さない。

６月８日、容疑者はなぜ社会に対する“テロ”を引き起こしたのか？
犯行に至るまでの軌跡を徹底的に追跡、解剖し、事件の真相に迫る。

以上、番組ＨＰより。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 06月21日 11:20

ニュース内で宣伝してたりかなり力を入れてたように見えましたが、
残念ながら浅い掘り下げに終わってしまったように思います。
事件からの時間がまだ短かったのかもしれません。

[ＮＨＫ秋葉原事件番組へ協力お願いします。]
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32129853&comment_count=11&comm_id=13263
にアンケートの質問が載ってますね。真偽はともかく。

[2] mixiユーザー 06月22日 09:06

事件の原因として、非正規雇用者の境遇等の社会要因にダイレクトに焦点を当てていましたが、これは他局の報道傾向と比べてどうなんでしょう？
民放は大スポンサーであるメーカーに遠慮して、非正規雇用の問題が事件の背景にあるという見方を過度に小さく見せようとしている」という見方がネットでよく流れているんですが(関東自動車は50%トヨタの出資)、自分は民放の報道最近あまりみないもんで判断つかないのですが。もしそうであればＮＨＫの制作姿勢は評価したいですね。

内容的には確かにそれほど深いとはいえず、各所で分析されている事件の社会要因論の要約のような印象でした。
ただ、今さら馬鹿みたいな感想ですが、映像って強いですね。加害者の子供時代の友達、事件まで働いていた工場の比較的仲の良かった同僚、携帯掲示板でやり取りしていた２０歳の学生（もちろん面識はない）などリアルに彼を知る人達が話しているのは、文章での分析とは違った説得力がある。「フリーター漂流」などを作ったＮＨＫだからか、こうした被写体との距離感も割りとこなれているように感じました（民放と比べてという意味ですが）。
「なぜ彼は秋葉原であんな事件を起こしたと思うか」という質問に対する、掲示板の相手の学生の「たぶん自分がなりたいと思っていた人達がたくさんいる所だからじゃないか。あんまりかっこ良くなくて、でも仲間がいて、楽しそうで」という答えは、この疑問については今まで最も腑に落ちる答えでした。

個人的にはこの事件、無理解がさらなるテロを生むという９１１とアメリカvsイスラム世界のアナロジー、これが頭を離れなくなっています。

[3] mixiユーザー 07月01日 00:04

> 個人的にはこの事件、無理解がさらなるテロを生むという９１１とアメリカvsイスラム世界のアナロジー、これが頭を離れなくなっています。

無粋な突っ込みで申し訳ないのですが、「無理解」というのは９１１の本質にはあまり関係ないような気がします。
どちらかというと、アメリカ上層部は戦争の責任を無理解に求めた、もしくは無理解のせいにしたかった、というのが正しいところだと思います。

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