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オリゴ糖コミュの*ネタバレあり*羽入の腕の角度的小説

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私服羽入の腕の角度きもくね?的な観点からひぐらしのなく頃に祭囃し編を鋭く抉り込むリレー小説を書く場所です

↓らめそからどうぞ

コメント(10)

 どうせ転校してくるなら、
 女の子の方がはるかにマシだと思った。
 信じてた。
  ……いや、信じてる。
 今この瞬間だって、信じてる。
 でも……薄々は気付いてる。
 信じたいのは、認めたくないだけだからだ。
 自分に言い聞かせるような、
 そんな涙声が…もうたまらなく馬鹿馬鹿しくて……。
 さらなる涙が…顔をもっとぐしゃぐしゃにする…。

 だって……つ、……いや、あえてこれはもう言うまい。
 腕の角度が……だって、腕の……。
 泣いているのは俺だけだった。
 彼女が歓迎を受けている時だって、俺は明るく振舞った。
 あぁ、振舞ったさ! あぅあぅという弾幕をよけながらな!
 それなのに……痛み、目を潤ませてしまうのは…なぜ?
 もう充分だろ?
 内なる、もうひとりの自分がやさしく語りかける…。
 俺はもう充分に心を痛めたさ。
 そして何度も、その痛む心を捨てるべきかどうか迷った。
 だけど俺は…頑なに、捨てることを拒んだんじゃないか。
 捨てれば…もっと心が楽になれる…。
 それを知りながらも俺は選んだんじゃないか。
 その辛かった苦労は、
 きっと俺にしかわからないし、俺にしかねぎらえない。
 なぁ俺。
 …俺は充分に頑張った。
 ……俺がそれを認めてやる。
 だから。
 ……もう楽になってもいいんじゃないか……?

 
 さぁ。
 ……心を落ち着けて…。
 ひょっとすると、…俺は君の腕が、
…………………………………キモかった。
「はい皆さん、朝のホームルームをはじめますよ!!
 お喋りはおしまいです! 委員長号令!」
「きりーーーーーつ! 礼!」
「「ロミオへようこそ、ジュリエット!!」」
「着席!」

知恵先生に言われた通りに俺たちは号令を行う。
そんな、いつものように変わらない朝だった。
…だけど、ちょっと先生が来るのが遅れていた。

あれ、時間に几帳面な先生が遅れるなんて、珍しいな。
そう思ってレナの席の方を見る。
…案の定、レナもいぶかしげな表情を浮かべていた。

ホームルームが遅れる理由。
その噂はもちろん前からずっと教室内で交わされていた。
何かが起こるかもしれない。そう思って待つ。
……俺にしては神妙な顔つきをしているのかもしれない。

先生がどうぞ、と廊下に声をかける。
…ん、誰かいるのか? 先生がホームルームを遅らせる理由。
どうやら、その誰かに原因がありそうだ。
ガラガラッと音を立てて、ドアが開く。

「あぅあぅあぅ……。」

―――へ。

「新しい転校生の古手羽入さんです。
 今日から皆さんといっしょに同じ釜の飯を食うことになりました。」
「「「おーーーー!!!」」」

…いやいや、おいおい。
え…? いや、古手?! ちょ、ま。

歓喜と喜びの声が教室中を制するのにそう時間はかからなかった。
「古手? 梨花ちゃんの知り合いなのかな? かな!」
「……そうなのですよ。僕の遠戚なのです。」
「いやぁ…梨花に親戚がいるなんて思いもしませんでしたわ!」

沙都子とレナはそう言いつつ、ちらちらと羽入と名乗る少女の
角を見る。
…いや、レナよ。都会でも流石にこんなファッションは流行ってないぞ。
……困惑した表情で俺を見るな。

「いやいや、おじさんもしらなかったよーーー。
 まぁ、御三家だからややこしんじゃないのかねぇ〜?」
「………何がだ? 御三家だと、何がややこしんだ?」
「まぁ、私の知らない親戚がいたとしても不思議じゃないってこと!」
「……へぇ。そうなんだ。」
「…で、でも、やっぱり梨花ちゃんの親戚なんだよね!よね!」

はぅ〜〜〜、かぁいいよ〜〜と言ってレナは羽入とスキンシップを図ろうとする。

「あぅあぅあぅ…。」

その盛り上がり方にこの…転校生は……いや。まぁ。な。
あれだ。あれ。…なんというか。
とりあえず梨花ちゃんとは正反対のタイプっぽいな。
内気というか、小動物っぽいというか。
あと腕がキモイとか。角とか。あと角とか。角とか。

早い話が……なんのコスプレですか?と。

ほら、見てみろ。レナの奴早々にお持ち帰りを…。ってあれ。
レナがお持ち帰り〜〜と言いつつ( ゚д゚ )って表情を浮かべてる…。

こっちみんなwwwwwwwww
「では、羽入さん。自己紹介をしてください。
 皆さんは静かに人の話を聴くように! はい、どうぞ!」
先生が壇上に上がって、羽入にこっちに来るように促す。

…どうやらその転校生は、緊張の塊みたいで、
腕を直立不動にあげたままのポーズから動かずにいた。
…まぁ、気持ちは分かる。
転校直後にインパクトかまそうと思って、角つけてきたんだろ?…その腕、威嚇だろ?

でも、…案外普通の対応をされてしまったから、なんだか複雑な気分なんだろ?
転校生ははぁっと、ため息をついて、それから口をもぐもぐと動かし始めた。

「…ぇっと、あぅあぅ、…あの古手羽入と申しますです。
 ……その梨花の親戚なのですよ。」
「み〜〜☆ 僕の親戚なのですよ! 仲良くして欲しいのです!」
彼女が緊張をほぐせないでいることを、
梨花ちゃんが一番よくわきまえてるみたいだった。

俺はそんな梨花ちゃんのために一肌脱ごうと、
そのちょっと痛めの転校生に質問を投げかけることにする。
…そうだ、転校初日から賑やかにするってのが筋ってもんだろ?
だからこそ、俺たちは仲間のために努力を惜しまない。

「梨花ちゃんと同じ古手さんなんだね〜!
 はぅ、二人に増えちゃったんだよ〜〜〜だよ!」

…だからこっちみんなってwwww
なんだその何かの同意を求めるような表情はwww

「梨花と同じ…古手さんですから。羽入さんでよろしいこと?」

……そうだ、下の名前で気安く呼ぶのが俺たちのルールだ。
俺たちの仲間に混ぜてやるべきなんだから…そうだよな。

「はいはい!決まり決まり〜〜〜ッと!
 おじさんは今日からあんたのことを羽入って呼ぶね!
 私はクラス委員長の園崎魅音! 魅音だからね!」
「わたくしは北条沙都子でございますわ!よろしくですのよ!」
というかこれリレーですよね! 続きヨロ↓
俺には次の展開が書けないぜ
↓よろ
さっきまで教室の隅でチラチラこちらを見ながらこそこそ話をしていた冨田と岡村が、意を決したように声を上げた。
「あ、あの!冨田大樹です!豆腐屋なんで、よかったら来てください!」
「岡村です!何かわからないことがあったら聞いてください!」
と言いながらもこっち見んな。
わからないことを聞きたいのは俺の方だ。
梨花や沙都子に悪い印象を与えないためだろうか、涙ぐましい努力だ。あんな角と異様な腕の角度で豆腐屋に来られたら、営業妨害としか言いようがない。
「こんにちはー!仲良くしようね!」
今混ざらずにクラスから外れてしまうことを危惧したんだろう。次々に羽入に声がかかる。
少しでも早く挨拶を済ませ、白い目で見られないようにしようという、雛見沢特有の淀んだ空気が教室に充満していた。
俺もついこの間転校してきたんだが、俺のときもこんな空気だったんだろうか。いや、そんな痛いことはしていないはずだ。
このクラスに慣れ、空気も読めるようになってきた。
あまり親しげにすると、俺も白い目で見られそうだ・・・。

「はーい!それでは羽入への質問は1人一個ずつだからねー!!彼女の本質に迫るディープな質問をズバリ行ってみよう〜!一番は岡村!!」
岡村は一瞬ビクリとし、俺に視線を送る。
俺は期待に満ちた視線を返す。岡村は泣きそうな顔をしながらも気丈に声を上げた。
「え、え、え〜と!あの…」
またもこちらを見てくる。目の焦点が合っていない。汗が滴理落ちている。脇役の岡村には最高の舞台だろう。
「……好きな食べ物はなんですか?」

逃げた。岡村は逃げた。
「甘いお菓子はみんな大好きなのです。シュークリームなのですよ」
興味ねえ。それより腕だ。岡村は魂の抜けた目でこっちを見てきた。俺は冷たく目を反らす。負け犬に用はない。

「あぁら、それは素敵ですわね!」
沙都子が絡む。興味がないのが見え見えで痛々しい。
沙都子、無理しなくていいんだぜ・・・?

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