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雑誌「風の旅人」読者会コミュの『風の旅人』23号発行

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12月1日発行の『風の旅人』が、全国の書店で並び始めました。
http://www.kazetabi.com/
http://www.eurasia.co.jp/syuppan/wind/23-1.html

また、ブックファースト渋谷店で12月1日より「クリスマスにプレゼントしたい本」フェアが開催されます。『風の旅人』編集長も選書しておりますので、是非お立ち寄りください。
さらに、青山ブックセンター自由ヶ丘店では明日より『風の旅人』23号と23号の世界に合う14冊、宮脇書店天童店(山形県)ではバックナンバーフェアが開催されます。お近くの方は、是非足をお運びください。
http://www.kazetabi.com/info/ivent.htm

【「クリスマスにプレゼントしたい本」選書】
「新訂 字統」「新訂 字訓」/白川静 平凡社
「南方熊楠英文論考」/南方熊楠 集英社
「創造者たち」上下/ダニエル・J・ブアスティン 集英社
「地球巡礼」/野町和嘉 新潮社

【コメント】
 クリスマスプレゼントというのは、誰が誰に贈るかによって、まったく異なってくる。 また、プレゼントの本だから、一挙に読めて消費されるものではなく、長く手元に置くことで価値が増すようなものを選びたい。
 私が選んだのは、父親が、思春期〜青少年期の子供に対して、贈ることを想定している。
 知的探究や芸術というのは、本来、私たちが接する自然や人間社会に対する視線を根底から揺り動かすような大きな可能性を持つ行為であり、そういうことに自覚的に根気よく情熱的に取り組んでいる人が、本当の知的探究者であり芸術家なのだと私は思う。
「芸術」、「学問」、「神」、「仏」などという言葉は、もはやただの記号でしかなくなった現在において、そうした分類や分析や分野は、もはやどうでもよい。
 人間の行っている何ものかを見て、心から頼もしく、誇らしく感じられるものこそが、かけがえない。
 白川静や南方熊楠の視界の広大さ、仕事の精緻さ、独創性にもとずく探究は、半人前の私たちには到底その全貌はわからないし、真似をしようとしてできるものではない。しかし、それらの人間の底力は、同じ人間として、心から頼もしく、誇らしく、人間への信頼を取り戻す力に満ちている。わかるわからないではなく、そういうもののオーラに触れて、少しでも感化されることが若い人には特に大事なような気がする。

【『風の旅人』23号の世界に合う14冊】
「死と生の遊び 縄文からクレーまで―美術の歴史を体感する」/酒井健 魁星出版
「寄る辺なき時代の希望―人は死ぬのになぜ生きるのか」/田口ランディ 春秋社「被爆のマリア」/田口ランディ 文藝春秋
「小説の誕生」/保坂和志 新潮社
「クオリア入門―心が脳を感じるとき」/茂木健一郎 筑摩書房
「唯脳論」/養老孟司 筑摩書房
「宮本武蔵『五輪書』の哲学」/前田英樹 岩波書店
「倫理という力」/前田英樹 講談社
「母の声、川の匂い―ある幼時と未生以前をめぐる断想」/川田順造 筑摩書房
「学問の力」/佐伯啓思 NTT出版
「時間をほどく」/小栗康平 朝日新聞社
「写真との対話」/管啓次郎、近藤耕人 国書刊行会
「里山のことば」/今森光彦 世界文化社
「藍い宇宙―琵琶湖水系をめぐる」/今森光彦 世界文化社

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