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スピリチュアリティーの学際研究コミュのスピリチュアル・ヘルス実現メカニズム

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要旨:本研究の目的は、大学での心理学授業実践を通したスピリチュアル・ヘルス実現のメカニズムを提出することである。スピリチュアル・ヘルス実現を目的として、身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな、人間存在すべてのレベルに働きかける統合的な教育プログラムを行った。授業評価は、参与観察・感想シート分析・半構造化面接と、SBAS-TESTの試行によった。分析結果は、学生の自己・他者・世界そして超越的次元に対するつながりに対する気づき・意志・喜びに基づくスピリチュアル・ヘルス実現を示した。これより、スピリチュアル・ヘルス3因子モデルにもとづくスピリチュアル・ヘルス実現メカニズムが明らかになった。すなわち身体的・心理的次元への実存的気づきと超越的次元への気づきという2段階のプロセスが、心理的次元から超越次元へ向かう意志の働き(上昇)と、超越次元から心理的次元に降りてくる喜び(下降)との相互往復作用により実現するというものである。以上より、意識がホラーキーに進化していくことによりスピリチュアル・ヘルスが実現することを示した。
Keywords: Spiritual Health, Awareness, Will, Joy, Educational approach, Integral, SBAS-TEST

アウトライン

1. 問題
1.1 スピリチュアリティを教育現場で扱う困難さ
価値観・世界観の対立や摩擦を避ける必要性より、宗教性の排除と健康概念の導入をした。
1.2 スピリチュアル・ヘルスとホリスティック・ヘルスの混乱
全体性と聖なる方向という二つのホリスティック概念よりスピリチュアル・ヘルスを整理した。  
1.3 メンタル・ヘルスとスピリチュアル・ヘルス区別の困難さ
意識レベル差異としてのスペクトルととらえ、広義のスピリチュアル・ヘルス実現を対象とした。
2. スピリチュアル・ヘルス・モデル
2.1  Harksのメタ分析より提出されたスピリチュアル・ヘルスの構成要素を整理した。
2.2 スピリチュアル・ヘルス3因子モデル
3因子の特徴・相互関連とオーセンティシティとの関連を記述した。
2.3 スピリチュアル・ヘルス実現モデルを、根源性・完全性への上下往復運動として記述した。
3. 方法
3.1 方針:包括的人間存在すべてのレベルにオーセンティックな態度で働きかける。
3.2 教材:コスモロジー教育プログラム・サイコシンセシス・ライフスキル教育プログラムを統合した。
3.3 設定:2007年秋学期大学心理学授業内で履修生69名を対象とした。 
3.4 手続き:毎時間、講義・体験ワーク・振り返り発表・感想シート記入を行った。
3.5 評価:参与観察・感想シートとプログレスレポート分析・半構造化面接とSBAS-TESTによった。
4. 結果
4.1 気づき:自己・他者・世界・超越的次元へのつながりに対する気づきが報告された。
4.2 意志:自己存在への責任よりアサーティブに他者にかかわっていく指向性が表現された。
4.3 喜び:超越次元へのつながり・気づきによる感謝・喜び・至高体験・癒しが報告された。
4.4 往復運動:身体・心理・社会的現実レベルとスピリチュアルなレベルでの往復的学びが見られた。
5. 考察
5.1 包括的スピリチュアル・ヘルス実現にはすべての次元に対するアプローチが効果的である。
5.2 上昇下降の往復運動によるプロセスが健全な方法であると示唆された。
5.3 スピリチュアル・ヘルス実現が人格成長・自我確立から独立して扱われる可能性を示した。
6. 結論
気づきを元に意志と喜びの相互往復作用によりスピリチュアル・ヘルスが実現する。
本モデルと教育プログラムの有効性が実証された。

コメント(3)

3月ISLIS発表用です。
まだまだ未整理ですが・・・コメントお願いいたします。
英語のフルペーパーは明日には提出しないと・・・
サマリだけなので、難しいですねぇ。

要旨をじっと読むと、
自我が意思の力で霊的に上昇すること(自力)と、高次の霊性から降りてくるものを受容し一致する喜びの相互活動がスピリチュアルヘルスを実現する。
といっている点、なるほどそうだなぁと思いました。が、

・「身体的・心理的次元への実存的気づき」が分かり難いでです。
 この実存とは、多分シュタイナーなどが言っている「エーテル体とアストラル体」と同じことを言っているように思います。 

・意識がホラーキーに進化すると言っている点はそうだと思うのですが、
 この意識と、先の実存との関係が不明瞭に思います。

・2章で、スピリチュアルモデルを提示していますが、この章で、以前モデル議論したZ軸(心理的次元から超越次元へ向かう軸)と、実存とか、意識をモデル説明した方がハッキリするのだと思います。

・考察で「5.3 スピリチュアル・ヘルス実現が人格成長・自我確立から独立して扱われる可能性を示した。」と述べてますが、どうしてなのかが論理的につながっていないように思います。「意識がホラーキーに進化」というのと、どういう関係なのかを先のモデルで説明できると上手く描けるのかなぁと思います。
 多分、意識のホラーキーの軸と、霊性(Z軸)は、違うものなので、Z軸での上、下の気づきが、意識の健全な成長に貢献するが、ホラーキーの出来具合が、人格的に高いかとは、無関係という説明はできるかと思います。
 ただ、自我確立となると、何を指しているのかが、良く分からなくなってしまいました。人格的によくなくても自我の確立は、確立なので、意識のホラーキーが積みあがるということと、自我の確立が違うものだという説明ができないといけないかと思いますが、違いが上手く見出せません。

とりあえず、こんなもんです。



ありがとうございました。
たしかにすごいめちゃくちゃだわ・・・あはは。
ずいぶん書き直しました。
まだまだ書き直し中。
あとでできたのをアップします。

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